日々是マーケティング

女性マーケターから見た日々の出来事

認知症と付きあう

2006-03-11 21:49:52 | 老親介護
今日の毎日新聞WEBサイトにどうにか、こうにか:父が認知症になった時/5 幻の家と言う記事が、掲載されている。
昨年の今ごろ、私も老年性認知症の症状が現れ始めた母と向かい合っていた。

私たちは、五体満足で記憶も意識が明快であることが、「健常」と思っている。
むしろ、確信していると言ってもいいのかも知れない。
それが本当に「健常」ということなのだろうか?
そんな疑問を持ったのも、母の認知症と付き合ってからだった。
もしかしたら、健常と思っていることは一種の思い込みであって、様々な不足が少しあることが「健常」なのかも知れない・・・そんな気がしたのだ。
それを補う「心」があって、「人を思い遣る」とか「寛容」ということが、理解ではなく行動となっていくのでは?という気もする。

「理解は頭、納得は心、腑に落ちるは行動」と言われる。
老親介護とは、頭ではなく行動によって初めて付き合えることなのかも知れない。
そして、「バリアフリー」も同じコトなのではないだろうか。
(上手くまとまらない文で申し訳ない)