日々是マーケティング

女性マーケターから見た日々の出来事

実業と虚業-ライブドアの実態-

2006-01-17 22:22:54 | ビジネス
「想定外?ライブドア」にトラックバックを下さった、「今日の英語」のgogoeigoさんありがとうございました。
時事的な切り口で英語を学ぶというのも、楽しいですね。
ホリエモンならぬ「ホラえもん」ですか・・・。
同じくトラックバックとコメントを下さったStar Prince JUGEMの星の王子様、ありがとうございました。
本当に株式は、敏感に反応しましたね。
ライブドア関連はストップ安。IT企業も全面安だったようで。
でもIT企業と言っても「虚業企業」だけではなく、「インテリジェンス・テクノロジー」という視点で、堅実経営をしている企業もあるわけですから、投資家はそこを見極める必要があるように思います。
余談ですが、私も体調が悪く1日お休み状態でした。

昨日の夕方6時過ぎから始まった、ライブドアへの家宅捜査は12時間という長時間にわたるものだったようだ。
そして、今朝7時過ぎに堀江さんの記者会見があった。
押収した物の中にはPCなどが、含まれているようだ。
殆どの連絡事項が、メールなどで行われていれば当然なのだが、時代の変化を感じる。

「名古屋が元気」と言われ、久しい。
「元気」な理由は、イロイロあるがその中心にあるのは、業績好調な「トヨタ自動車」であることは、間違いないだろう。
トヨタ自動車だけではなく、名古屋の企業の多くは「モノづくり企業」である。
そして、その多くが「無借金経営」を基本としている。
もちろん、銀行などから借り入れをしている企業もあるのだが、名古屋企業の基本が「現金主義」とも言われている。
今回ライブドアなどの「錬金術」といわれている「株式転換」等で、実際の企業規模よりも大きく見せるような株価を上げるような手法を、善しとしていない。
いわゆる「実業」を、企業の中心としている。
そんな風土が、名古屋企業には昔からある。
そういった意味では、名古屋企業は面白くない。

堀江さんがやってきた「株の価値を上げる」というのは、確かに斬新な方法だった。
それに乗っている?「セミリタイア願望」の若年投資家にとっても、ある意味お手本となる存在だったかも知れない。
でもそれは、「虚業」という世界のこと。
経済を本当に動かしているのは「虚業」ではなく、「実業」であるということを私たちはもう一度認識しなくてはいけないのではないだろうか?