この絵は、岩館真理子さんのマンガ『まだ八月の美術館』の1コマを、鉛筆で模写。
それは突然決まったことだった。クラスメイトの明智くんは明日北海道へ転校してしまう。それで初めて2人きりで東京へコンサートへ行こうということになった。ところがその日コンサートのチケットは風に飛ばされてひまわりの中に。
あ、あ、あーああー…。
まだ8月。太陽がじりじりと顔を焼いて…。
二人は駅前の小さなひっそりとした美術館へ。
その美術館の絵の中には「冬」が描かれていた。涼しい。
二人で話を…。ああ明智くんは明日北海道へ行ってしまうのだ。
女の子は「この絵の中に入って時間を止めてしまいたい」と明智くんにいう。
女の子「思い出なんて幻と同じ。同じ幻だったら、あたしは絵の一部になってしまいたいの」
明智くん「… 」
女の子「… 」
明智くん「わかった。じゃあ一緒にこの絵の中に入ろう」
女の子「どうやって、入るの」
明智くん「こうやって手をつないで思いっきり走るんだ。集中して…」
女のこ「うん。」
明智くん「余計なこと考えちゃだめだ。幸せな未来だけ考えるんだ」
女の子「幸せな未来だけ…」
明智くん「いくぞ。」
女の子「うん。」
ミーン ミーン ミーン ミーン ミーン ミーン ミーン ミー
それは突然決まったことだった。クラスメイトの明智くんは明日北海道へ転校してしまう。それで初めて2人きりで東京へコンサートへ行こうということになった。ところがその日コンサートのチケットは風に飛ばされてひまわりの中に。
あ、あ、あーああー…。
まだ8月。太陽がじりじりと顔を焼いて…。
二人は駅前の小さなひっそりとした美術館へ。
その美術館の絵の中には「冬」が描かれていた。涼しい。
二人で話を…。ああ明智くんは明日北海道へ行ってしまうのだ。
女の子は「この絵の中に入って時間を止めてしまいたい」と明智くんにいう。
女の子「思い出なんて幻と同じ。同じ幻だったら、あたしは絵の一部になってしまいたいの」
明智くん「… 」
女の子「… 」
明智くん「わかった。じゃあ一緒にこの絵の中に入ろう」
女の子「どうやって、入るの」
明智くん「こうやって手をつないで思いっきり走るんだ。集中して…」
女のこ「うん。」
明智くん「余計なこと考えちゃだめだ。幸せな未来だけ考えるんだ」
女の子「幸せな未来だけ…」
明智くん「いくぞ。」
女の子「うん。」
ミーン ミーン ミーン ミーン ミーン ミーン ミーン ミー
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