浄心庵・長尾弘先生「垂訓」

八正道と作善止悪

報恩

2008-11-12 12:16:32 | Weblog

  ~ 恩師の御講演より ~


        「報恩」

   人は唯一人では生きられない
   仮に無人島に住したとしても
   そこには太陽の熱・光があり
   水があり・草木・森羅万象が共存している
   空気があり、その空気の中には
   人がそして生物が生きて行けるだけの
   適当な酸素が含有されている。
   この酸素の量が過多であっても過少であっても
   生命を維持することは何人たりともゆるされない。
   換言すれば 森羅万象の調和にささえられ
   生かされることによって
   私達は生きさせて戴いているのである。
   もしこれらのものが無かったら・・・を、
   一度 想像してみてください、
   太陽の熱・光、そして空気・水
   森羅万象すべてが有償であったとした場合
   あなた様がどれほどの収入を得ていたとしても
   たちまちのうちに破産してしまうでしょう。
   このことを考えた時、おのずと心に感謝と
   合掌の思いが出てくる筈です。
   これらの恩に報いる
   唯一の道は、
   森羅万象を生かし他を生かすことであり
   自分を取り巻く森羅万象への報恩であり
   他を生かし物を生かす報恩の行為しかありません。
   感謝とは報恩の行為があってこそ成り立つものなのです。


        ~ 感謝・合掌 ~





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感謝

2008-11-12 07:47:12 | Weblog

  ~ 佛教聖典より ~


 
   「すべてに感謝」

努め励んで得た富は、自分ひとりのものと考えて
自分ひとりのために費やしてはならない。
その幾分かは他人のためにこれを分かち、
その幾分かは蓄えて不時の用に備え、
また社会のため、教えのために用ちいられることを
喜ばなければならない。
一つとして、「わがもの」 というものはない。
すべてはみな、ただ因縁によって、
自分にきたものであり、
しばらく預かっているだけのことである。
だから、一つのものでも、大切にして、
粗末にしてはならない。


   ~ 感謝・合掌 ~



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善行実践

2008-11-11 23:22:25 | Weblog
 
    ~ 佛教聖典より ~


     ~ 善行実践 ~

言葉だけ美しくて、実行の伴わないのは、
色あって香りのない花のようなものである。
花の香りは、風に逆らっては流れない。
しかし、善い人の香りは、風に逆らって世に流れる。
眠られない人に夜は長く、疲れた者に道は遠い。
正しい教えを知らない人に、その迷いは長い。
道を行くには、己に等しい人、または優った人と行くがよい。
愚かな人とならば、独り行く方が優っている。
猛獣は恐れなくても、悪友は恐れなくてはならない。
猛獣はただ身を破るにすぎないが、悪友は心を破るからである。
これは我が子、これは吾が財宝と考えて、愚かな者は苦しむ。
己さえ、己の物でないのに、どうして子と財宝とが己の物であろうか。
愚かにして愚かさを知るのは、愚かにして賢いと思うよりも優っている。
愚かな人は賢い人と交わってもちょうど匙が味を知らないように、
賢い人の示す教えを知ることが出来ない。
 

     ~ 感謝・合掌 ~



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祈願文

2008-11-11 19:53:19 | Weblog

※ お写真は「心行」「祈願文」の御著書を書き遺された高橋信次先生です。

    ~ 恩師の御講演より ~

      「祈願文」


祈りとは神仏の心と己の心の対話である。
同時に感謝の心が祈りでもある。
神理にかなう祈り心で実践に移る時、
神仏の光は我が心身に燦然と輝き、
安らぎと調和を与えずにはおかない


      ~ 感謝・合掌 ~






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