浄心庵・長尾弘先生「垂訓」

八正道と作善止悪

「垂訓」

2024-02-26 00:16:40 | 浄心庵 長尾弘先生垂訓

恩師のご著書「真理を求める愚か者の独り言」より


    第四章 「思い変え」こそ幸せの扉を開ける鍵

         ◆心ここにあらざれば◆

先の続き・・・

今がよければ、次の瞬間もいいはずです。
実際には今しかありませんから、
いつも今の自分の心の状態を感謝と喜びと安らぎに
満たしていれば、これからもその状態であり続けます。
過去は二度と再び戻らないし、
未来というのはいまだ来ていません。
それらに心を煩わすのは愚かなことです。
幸せと喜びの種を一瞬毎に蒔いていくと、
やがては必ず自分のもとに返ってきますが、
これは人は盗むことができません。

いい事でも悪い事でも、自分で蒔いた種は、
結果として自分で引き受けなくてはなりません。
自分が蒔いた悪い種の結果を人のせいにはできません。
しかも、一粒万倍の法則といって、
稲が籾一粒に対してたくさんの株ができるのと同様に、
自分のつくった原因はいいわるいにかかわらず、
必ず利子がたくさんついて返って来ることになっています。
常に今に全力投球すべきです。
今どのような心の調和度のレベルに自らの心があるのかが、
いちばん大切なことです。

もし、怒りをいだいてしまったとしても、
それは次の瞬間にはすでに過去になっています。
怒りを一刻も早く捨てることです。
不要な感情を捨てる練習をしてゆくと、
最初は三日かかったのが、二日、一日とだんだん短縮されて、
ついには出でた瞬間に捨て去ることができるようになります。
すると、ほとんど感謝と喜びと安らぎの心の状態ばかりと
なってまいります。

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