
恩師のご著書「思いの中に生きる」より
救われるということ
先の続き・・・
そして、その苦しみがおさまると同時に、
「アー、己が悪かったー、己が悪かったんじゃー」
と言って泣き出したそうです。
たまたま「己が悪かったー」と泣いているところへ
母屋の息子さん夫婦が尋ねて見えたそうで、
部屋に入って来るなり「己が悪かったー」と言われるから、
息子さんは、自分のことを言われていると思って
「ほんまにクソババァ、
死ぬまで己が悪いちゅうて」と言われたそうです。
それで、テープを持って行ってくれた方が
「いや、兄さん違うんです。
このテープ聞かせてもろてから、おばあさんが
『自分が悪かった。
自分の生き方が悪かったんや』言うて泣き出してん」
と説明されると、
お兄さんもやっと安心されて、
「アー、よかったなァ」と喜ばれたそうです。