
~ 恩師の「心行の解説」より ~
先の続き・・・
神の御心の中には罪も過ちも汚れもありません。
無いものであるから改めた時には消えてしまうのですね。
ほんとうに有難いことです。
自分が間違っていたということに正面から知ることによって私たちも即、
その苦しみから救われるのです。
自分が正しいと思っている限りは絶対に救われることはありません。
「自分は正しい、間違いない」と言うのは地獄の霊です。
成仏できないで暗い恐怖の世界におられる方の霊が出て来られますと、
全部共通して「私は何も悪いことをしていないのに、
なぜこんな苦しい思いをしなくてはいけませんか」と言います。
自分が悪いということが分からないから地獄にいるのです。
ところが天上界から来られた霊は
「私はこの地上にあった時はいろいろ失敗やら過ちを犯しました。
ほんとうに未熟な人生を送ってしまいました」と言われます。
そして地獄の世界にいる人は今でも「私は悪いことをしていないのに、
罪も犯していないのに、一生懸命人のために尽くしたのに、
なぜこんなに苦しまなくてはいけないのですか」
と言って苦しんでいるのですね。
それにはいろいろな原因があります。
いくら善いことをしましても、どれだけ人様のために尽くしましても、
どれだけ人を救わせてもらいましても、
その結果として自らを苦しめているからです。
自分を苦しめることは神のご意志に背くことです。
神は「自らを苦しめることなかれ、自らを愛せよ、自らを愛するがごとく他を愛せよ」
と言われます。これは神様の至上命令です。
私たちのお母さんお父さんは、子供の幸せを願って下さいます。
その親以上の愛をもって私たちの幸せを常に念じ願って下さっているのがほんとうの神様、
父なる神ですね。私たちは神のいとし子です。
そして父はただ子の幸せを願われます。神の大いなる愛は常に私たちに注がれております。
このことを知った時、私たちはいかに幸せであるかということが分かりますね。
~ 感謝・合掌 ~