浄心庵・長尾弘先生「垂訓」

八正道と作善止悪

「御垂訓」

2018-07-14 00:52:10 | 浄心庵 長尾弘先生垂訓

   ~ 恩師の「心行の解説」上巻より ~


          講演 一
     「万象万物の根元にして」
この宇宙がなかったら、もちろん地球もなければ土もない、
水もない、空気もない、何も存在することはできません。
宇宙の中に地球があり、しかもその地球の中に万象万物の
存在を与えられています。そのすべての根元が大宇宙に
あるということです。

    「万象万物相互の作用により」

すべてはお互いに持ちつ持たれつの法則の中に
成り立っているということです。
太陽系一つ見ましても、地球は自転しています。
これが一回転して、人間の決めた二十四時間です。
地球の一回転を二十四に割ったのが一時間です。
地球は自分で回っていますから、
お日様の当たるほうはお昼で、裏に回ったときは夜ですね。
しかし間違いなしに回転しています。

地球は自分で回りながら猛スピードで太陽の周りを回っています。
その時速は一時間に二万数千キロといいます。
「新幹線はえらい速くなったなあ、
時速二百キロだ」と言ってびっくりしていますけど、
地球の飛んでいる速さは時速二万何千キロという猛スピードです。

しかし有難ことに地球そのものも、
地球をとりまいてくれている大気も全部一緒に飛んでいますから、
私たちは何も感じないでおります。
もし地球がスピードを緩めますと、たちまちくだけてしまいます。
ましてや逆回転などしたら木っ端微塵ですね。
地球が回っているその周りをお月様が回ってくれています。
他の火星も土星も木星も金星も全部回っています。
これは各自勝手に回っているのとは違って、
お互いに目に見えない引力の作用によって回っています。

時計を分解しますと、中にはたくさんの歯車が入っていますね。
この歯車は他の動力によって自分が動くようになっています。
また、自分が動くことによって他を動かしています。
これと全く同じ原理で、
地球も火星も土星も目に見えない引力という歯車に
よって、太陽の周りを回っているのです。


    ~ 感謝・合掌 ~

この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 「御垂訓」 | トップ | 「御垂訓」 »
最新の画像もっと見る

浄心庵 長尾弘先生垂訓」カテゴリの最新記事