恩師のご著書「真理を求める愚か者の独り言」より
第五章 心の曇りをとるための反省
幼い頃から今日までの自分の姿を立体映像で見せられる
先の続き・・・
意識ははっきりしていますが、頭、手、足、胴はどこにもなく、
何も感じないのです。
肉体はなく、ただ自分が胸のあたりを中心として
光り輝いているのです。
こんなことは生まれて初めての体験ですから、
「あら、私の体がなくなってしまった。
私はどこかへ行ってしまった」と思いました。
身が軽いというようなものとはまったく違います。
完全に肉体の感覚が消えてしまいました。
まさに肉体の五官の感覚の消滅です。
私は自分がどこかへ行ってしまったら
えらいことだと思いましたから、
顔、頭、胸、手足をしっかりつかんで確認しました。
すると、やっぱり感じがあることが確かめられました。
全身を探り、「ああ、やっぱりついていて」と思ったのです。