浄心庵・長尾弘先生「垂訓」

八正道と作善止悪

「講演集」より。

2015-03-30 00:17:41 | 浄心庵 長尾弘先生垂訓

         恩師のご著書「講演集」より


             講演集、 三


        法に背いて法を説いても駄目


一番悲しいことは、高橋信次先生が地獄へ落ちられたと言ったり、
極端な場合は、先生を悪魔呼ばわりしている方があることです。
しかも、自らは正法を説いていると思っています。
そのような方は、昔から言いますように、人を阿呆だと言うのは、
言うその人が阿呆なのであり、人を悪魔と言う人は、その人が悪魔なのです。
人が地獄に落ちているかどうかの真偽も分からないで、もし人の前でそういう
ことをおっしゃいますと、その方は必ず地獄へ行きます。
これは避けられません。

「霊的に、私が地獄を見てきたら、先生がいた」という方がいますが、
そんな話は当てになりません。
何人の証明者がいるでしょうか。
その方ただお一人の自分の感じです。
他に証明のないことは信じてはならないと聞きましたね。
又、「私は先生の弟子だ」と言いましても、
「私は先生のただ一人の弟子である」と、人に高言を吐きましも、
人の悪口をいっぱい言っておりますと、
それは弟子とは違います。

先生はおっしゃいました。
「自らを正当化する為に、他を非難し中傷してはならない」と。
この教えに背き、法に背いて法を説いても駄目です。
自らを正すことですね。
まず自分を正して、自分が法を実践させてもらい、そして、
その結果を皆さんに報告してこそ、法は広がっていきます。
自分が苦しんでいながら、人さまにどんないい話しをしても、
それは駄目です。

先生は、まず自分が幸せになれとおっしゃいますね。
先生の声がちゃんと意識の中に聞こえてきます。
先生の思いになって先生が一番喜んで下さる行為をした時、
先生の意識は伝わります。
背いている者にどうして伝わるはずがあるでしょうか。
伝わるわけがありません。

「私の悪口ばっかり言っている。私が地獄に落ちたと言っている」と、
先生は笑っていられます。
そんなことはないはずです。
そして、地獄に落ちていられるなら、
自分がお救いさせてもらったらいいのです。

ところが困ったことに、「私は先生を天上界にあげてやった」と、
何人もの人が言うのです。
先生が何人いられるのか分かりませんが、
これはとんでもない間違いだと思います。
それよりも、自分が地獄に落ちないように、しっかりすることですね。


            ~ 感謝・合掌 ~


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