笑いまみれ・はなこば日記

笑うことを積極的に考える女の日記
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西野さんが嫌われるのはどうして@ワイドナショー

2014年11月03日 | テレビ
『ワイドナショー』見ていたら
キングコング西野さんが出ていて
炎上について
いじられていました。

松本人志さんと
東野幸治さんのおふたりの西野さんへのコメントで
ひとの意見の受け売りで恥ずかしいですが、
「あ!わかった!」
と思ったので書きます。

『アメトーーク』でも「嫌われ芸人」として
認知されかけている西野さんですが、
『ワイドナショー』のなかでも松本さんがおっしゃるように
実際の西野さんを目撃すると
そんなに嫌な気はしないのです。

ここが品川さんと違うところです。
というか、「嫌われている」(って本当かな?)というカテゴリーのなかでも
品川さんと西野さんはだいぶ違います。

品川さんは
言うことは別にたいして過激でもないし
しっかり笑いをとりますし、芸事に関しても悪くない。
のに、見ているとなんかにじみ出る悪さを感知してしまう。
知らないですけどね。どんな人か実際は。
噂話ではだいぶ悪い人物として語られているようですが、
噂だけで判断するとロクなことがないというポリシーでいるので
あえて無視していきます。
また悪さを感知したからといって
私は別にこのひと嫌いじゃないです。
何かされたわけじゃないし、実際観察という点に置いて興味深い芸人さんです。
近づきたくはないけど。

一方西野さんは、
発言は過激、でも実際に話しているのを見るとイイ感じの兄ちゃんです。
キングコングの漫才は好みじゃないけど面白いと思いますし、
笑い以外の芸人さんの活動にはまったく興味がないので、
そこは分析の対象ではないから
絵本の仕事などはまったく問題じゃない。
だから皆が嫌う意味がちょっと分からなかったし、そんな目の敵にするほどか?
と思っていたのです。

その疑問が今回解消されました。

きっとこの人は芸人さんだったからこそ
叩かれたのだと思います。
あともう一つの要素として
そこまでのカリスマ性がなかったことも攻撃の対象になりやすかった。

松本さんは番組の中で
アウトプットが間違っている
という主旨のことをおっしゃってました。
芸人の主流とはちょっと外れたことが悪目立ちしていると
わたしは解釈しました。
ミュージシャンとか俳優さんだったら
ここまでのナルシズムや強めの主張は
流されるレベルだったと思うのです。
生意気さも
まあまあ若いから「アリ」だよね
とされる。
むしろその根暗さや格好つけが良いキャラになってたかも。
でもいかんせん芸人なのよね。
笑いどころのない真面目発言や「オレ」主張は
お笑いという業界があるとすれば
好かれることではない。
さらに
イケメン
若いころからブレイク
というのが重ねて足を引っ張っている。

このひとに
圧倒的なカリスマ性があったら
そんなものどうでもよかったかもしれません。

東野さんが
「自分とか西野くんとかは才能がないから」
という発言をしておりました。
たとえばひな壇に座る役割を
西野さんはわざわざ批判しましたが
そうではなくて
そもそもそんな才能がないんだから
来たことを素直に受け入れて
考える前にやればいいのに
とフォローしていました。

わたしは
東野さんも西野さんも文字通り「才能がない」とは思いません。
それはあるよ。
一般のひとよりはびっくりするほど面白いよ。
でも思ったのは
数あるお笑い猛者のなかでは
ふつう
なんだと思います。
ふつうなのに
格好つけてカリスマぶっているのは
やっぱり嫌われるかな。
きっと周りがずっとそんな扱いだったのかな。
そうだとしたら
けっこう不幸なことかしら、どうだろ。

すごいひとが出てきすぎて
さらに
芸人さんがテレビに出まくる世の中になったから
こういう人も出てくるのは当然かもしれません。
でも
みんなと一緒になっても仕方ないじゃないか
とも思っています。
同じ味だけじゃ
面白くないです。
芸人さんを観察するのが面白いのはこういう個性の強いひとがいるから。
ありがたい存在ですよ。
重ねていうけど
好きでも嫌いでもないんですけど。こんだけ語るってことは好きのほうが強いかも。

また書きたかないけど
格好つけに対する根深い嫉妬やひがみも根底にあると思うよ。
それはどこにでも存在するクダラナイ憎悪だから
あえての問題ではないですが、
そこに違う種類の「キラワレ」が乗っかると
「嫌われ芸人」が誕生するシステム。
と思っております。

ではまた水曜日に。
連休中たくさんテレビを見ることができて幸せでした。

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