笑いまみれ・はなこば日記

笑うことを積極的に考える女の日記
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アンバランス イン 白黒アンジャッシュ

2013年05月31日 | テレビ
今週の白黒アンジャッシュは
アンバランスがゲストでした。

ネタがあって
トークがあって
ゲストを送り出してからの
アフタートークで
アンジャッシュ渡部さんが言ったことには
「(気を)ひきしめなあかんよ」
ああいう面白いひとが
これからバンバン出てくる
自分たちがライブシーンでまったく勝てなかった真の実力者たちが
どんどん売れてライバルになってくるから
頑張んないと。
門戸が開かれて
芸人さんの競争はますます加速する
と、渡部さんは言いたかったのだと思います。
最高の褒め言葉。

アンバランスとアンジャッシュは同期。
アンバランスは
それまで音楽関係の事務所に所属していて
そこを退社し、
今年になり太田プロダクションに移籍したのだそうです。
20年いた事務所を円満退社。
とWikiには書いてあります。
その経緯は、
イベントにもなっていましたけど
太田プロのツッチーとかいうひとが
自分が面白いと思っている芸人は全部売れた
アンバランス以外
と、東MAXの結婚式の何次会かで
ブラーブラーブラー。
で、
みんな泣いて
オーディションの情報も多い
大手事務所に入る手助けをしてくれたとか
しないとか
だそうです。

…ってなに、この説明。
わたしのウッチー嫌いが
こんなに出るかね。
なんどかツイッターにも流れてきたけど
あまりにも嫌いが過ぎて
良い話さえ、早送りで見ないようにしてたわ。
良い話はいいだろ!
例え嫌いでも、別だろ!
ともう一人の私がいますけど、
素直になれないわー。
間違えたツッチーだったわー。
(どんだけイイ男にしたくないんだか)

今回も
「くさい!」で流せるんですけど、
アンバランスのフリートークのところの
エピソードが全部、
パンチ力が強く
経験の重さや
年月の濃さが満載で
とても見逃せなかった。

アンバランスは
お昼のサイコロトークでおなじみ
「ごきげんよう」の前説を3000回やった。
前説の再現を見て、
お客さんは
アンバランス好きになるだろうな!
って確信しました。
前説以外に
1日5本の収録のあいだをつなぐ
中説
というのをやり
着替えに時間がかかるゲストだと
1時間あったりする。
そこを
みんなで盛り上がれるゲームでつなぐ。
そのゲームが楽しそうなこと!
きっと
すごく盛り上がるんだろう
と見ていて分かりました。
当たったひと(そのゲームではドボンしたひと)に、
自分たちのサインをあげて
「このサインの価値をいつか上げますので
 しばらく持って置いてください」
って言う。
わー!
ってお客さんが盛り上がる。
渡部も「素敵だね」とコメントしてましたけど
素敵演出です。

3000回のなかで
思考錯誤したゆえのものなのだろう。
最初は
うまくいかないことも何回かあって、
それでも毎回、お客さんの前に立って、
お客さんが喜ぶのは何だろう

試して
成功して
磨かれて
完成したのだろう。
だから3000回もクビにならないで
続いたんだろうし
「ごきげんようを最後に前説はしない」と
自ら卒業したのだと思います。
言わなきゃ、ずっと続いてたよ。
黒川さんが
前説のコツは
自ら楽しむ
とおっしゃってました。
「自分も緊張するとお客さんも緊張するから」
と。
当たり前のことのようだけど、
人前に出て緊張しないようにする
って、相当なことだ。
そして同じ現場を毎回楽しむようにする
って慣れる以上に難しいことだ。

白黒アンジャッシュでは最後に
刑務所の慰問に行った話をしていました。
静岡の刑務所で
ネタが終わって退場する約束が
山本さんが
急に語りだした。
刑務所のひとも
ザワザワ。
ここは
「最長でも(刑期)三年とお伺いしました」
「みなさまが出所されたときに、ぼくたち売れてる
 これ、必ずお約束します」
 みなさま3年間の刑期を全うください
 そしてみなさまが出られたときに
 テレビでたくさんぼくたちを見られることを約束します
「それではみなさま、ご賛同ください
 おー!で締めくくりましょう」
3年間頑張るぞー
と言ったら
700人の囚人が
「うおー!」
と。
山本「約束、やぶっちゃってぇ」
3年経っても売れなかった。と黒川さん。
巧いオチ。

さら~
と流れたこの話。
わたし、泣いちゃった。
そこで
「おー!」と言った人は
アンバランスのこと覚えているよ。
売れてねーじゃねーかよ!
って、怒っているかもしれないけど
でも
ネタ終わって
急に語りだした
お笑い芸人さんのこと
忘れないと思う。
そして
これをした山本さんの
芸人としてもがいている日常を感じた。
刑務所にいる現実を生きる人たちの前で
軽々しく言えることじゃないと思うんです。
チャライ気持ちだったら
絶対に言ってない。
真摯に生きているから、
言いたくなったんだよ。
いまは辛いけど
明るい未来がこの先あることを信じたくて
自分と
刑期中のひとびとを
鼓舞したかったんじゃないかな。

…って妄想で
勝手に泣ける!

山本さんは
矢部会とか
ツッチーとか
東MAXとか
そんなつながりで
テレビで見かける。
それを見ていると
芸人さんに愛されているから
もしかしたら
そこだけでもう楽しいのかな
って
疑っていた。
だけど違っていて、
芸人としての欲がちゃんとあって
それでこの仕事を続けているし、
太田プロに移籍して
一歩、階段を上る!という意欲にあふれていた。

いやー
愛せる。
愛せるねえ。
黒川さんの立ち位置もいい。
そして
ウィキで
アンバランスのエピソードを見ても
一個一個がとてもいい。
とくに黒川さんの家族の話。
最後のほうに書いてあるよ。
ぜひ
お暇なら読んでみてみて。

長々書きましたが、
今日はこのへんで。
やっと週末。

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