浜田屋遼太

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桜田門外ノ変

2010-01-19 | 読書
吉村 昭著 桜田門外ノ変   

幕府の最高権力者井伊大老が、お城への登城途中、桜田門外で暗殺された事件を詳しく書いた本です。

暗殺側の指揮者、水戸藩士関鉄之助を主人公とし、膨大な資料と取材によって書かれております。

井伊大老による安政の大獄に反発した水戸藩士が企てたこの事件。

幕末から明治維新へと流れが急転回するキッカケとなった事件だそうです。

歴史は繰り返す、と申しますが昭和初期に起きた二・二六事件から大東亜戦争へと突き進んだ日本と重ね合わせ、ひとつの事件が歴史を変えるということでしょう。

さて現代の日本はいかがかな?

相変わらず政治と金の問題が、連日報道されております。

最高権力者にとっては4億とか5億の金が、まるでお小遣い感覚で親から子へ、はたまた裏献金として流れるなんて、一般庶民の感覚からはまるで別世界。

我が身にやましいことが無ければ、正々堂々と説明するのがスジじゃないかと思うのであります。

また日本人が世界中から、笑われるような気がしてなりません。

こんなことの繰り返しでは、この国は滅びてしまいます。

O氏が第二のT角栄になるような歴史にならなければいいですが。
コメント
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