昨日、現代俳句協会主催の 第15回俳句指導者講座 ジュニア俳句祭-俳句と友だちになろう- が行われた。
(挨拶する宇多会長)
参加者は、句会に参加した小学生から高校生までの児童・生徒約70名を含め、約150名。例年にもましての盛況であった。
今年、画期的な事がいくつかあった。
第一は、この会が初めて江東区で行われ、本区の高橋教育長の挨拶をいただいたことだ。
(挨拶する高橋教育長)
高橋教育長は、
1、江東区は、芭蕉、波郷が住んだ土地であり、歴史的に俳句とつながりをもっていること。
2、この数年、波郷記念館ジュニア俳句大会、深川芭蕉祭小学生俳句大会が生まれるなど、特にこの数年子ども達の俳句が非常に盛んになりつつあるということ。
3、最期に、現代俳句協会の創始者が石田波郷であり、縁が極めて深い。今後も便宜を図りたい。
と述べ、ジュニア俳句祭の最後まで参加して下さった。
二つ目は、「いちじはん」の若手俳人が北王子翼さんの指揮の下、ジュニア俳句祭の句会を見事に仕切ったことだ。
これは、彼らにとって大きな自信になっただろう。
私は、中学生句会を途中で止めずに続けてきて本当によかったと思った。
(司会するいちじはんの面々)
三つ目は、八名川小学校と江東区の子ども達が大活躍したことだ。北砂小や水神小の子ども達も出席し活躍した。このジュニア俳句祭が江東区で今後も開催されれば、江東区の子ども達の俳句活動を更に盛んにする機動力ともなり得る。
次の句が特別選者の方々などから高い評価を得た。
メダカの子大中小でおよいでる 楓
インゲンマメしんこきゅうしてのびてていく 涼
いなすずめかかしの上にのりたいな 彗
ジュニア俳句祭で最高点をとったのは、
消しゴムで日に日にきえてく丸い月 菜都(中学3年)
であった。
なお、午後に行われた指導者講座 句会 での最高点は、 (テーマは 『色』)
夏季限定バイト募集の多色刷り 弓湖
であった。