経営の視点から考える「知財発想法」

これからのビジネスパーソンに求められる「知財発想法」について考える

知財の発想・知財のセンス

2006-05-21 | 知財発想法
 雑誌・ビジネス法務7月号から、
「ビジネスシーンに活きる 『知財の発想』『知財のセンス』」
の連載をスタートしました。自分で考えたタイトルは今ひとつパッとしなかったのですが、さすがにプロである出版社はうまく表現したタイトルをつけてくれます。
 
 「経営と知財の結びつきが重要だ。」「知的資産経営が求められている。」といった意見に、恐らく異論を差し挟む余地は少ないように思うのですが、これらのテーマを論じている文献をいくつか紐解いてみましたが、いずれも私のレベルからは非常に難解であり、最後に「要するにここがポイントか。」と腑に落ちる部分を掴みきれないでいます。一方で、経営戦略、マーケティング、ファイナンスなどの勉強(グロービスの基礎プログラムですが)をちょっとばかりかじった際には、理解すべきポイントがとてもクリアで、発想やセンスといったレベルでスッと頭に入ってくる感じがありました。以前から知財の世界でも、もっとわかりやすく、すっきりした整理ができないものかという思いがあり、私なりのチャレンジの一つが今回の連載です。裏付けとなるデータが足りない、単純化しすぎているなど、まだまだ問題は多々あるでしょうが、観念論だけでなく実務の経験を裏付けにしながら、知財の「発想法」を追求していきたいと考えています。