二餅のスーパー・チラ裏日誌

Nimochi's curious weblog

ミレーニア試乗記

2013-05-12 17:25:53 | 自動車@そのイ也

 某自動車メーカが一生懸命オリムピックの東京招致をプッシュしてますが、知事のうっかり発言はどうなったのか。東北の二餅には全然関係のない話です。



 マツダ・ミレーニアに試乗する機会を得ました。オーナー氏の粋な計らいに感謝。

 ミレーニアは、もともとユーノス800として売られていた車ですが、途中マツダブランドに変更されて継続生産されました。マツダで言うところのマークIIクラスの車ですが、センティアが絶版してからはマツダの最高級車という位置づけで売られていたようです。

 今回試乗したのは、最終型の黒。ミレーニアにはユーノス800顔の前期型と、顔の変えられた後期型とがあり、こちらは後期型となります。数の出た車ではありませんが、ちゃんとアップデートがされつつ販売されていたのは偉いですね。

 オーナー氏は、この受注生産の黒外装に惚れ込み、某ネットオークションを介して長野県からサルベージしてきたそうです。



 うん、わかる。だって4WSだものw

 V6の2500ccエンジンは甲高いエンジン音が特徴で、力強さもなかなかのもの。ややトルクが細い印象を受けましたが、このクラスの車には十分なパワーユニットです。

 ベージュの綺麗なレザーシートも快適そのもの。ウレタンパッドで覆われた室内空間は質感が高く、控えめな木目でエレガントな内装デザインは、昨今の下品な内装の高級車にはない美点と言えましょう。

 気になる4WSはというと、とりあえず小回りがとてもよく効く印象を受けましたが、良く聞く4WS特有の違和感などは感じませんでした。もっとも、高速レーンチェンジなどをしたわけではないので、良く分からなかったというのが正直なところですが。オルガンペダルのアクセルは、やや重い印象。慣れが必要ですね。

 いわゆる「わかりやすい高級感」が欠如しているために日本ではさっぱり売れなかった車ですが、マツダデザイン部が最高潮だった時期のスタイリングは全く色あせていませんし、このクラスとしては静粛性やボディ剛性も高く、設計年次を考えるとかなり良くできた車なのではなかったのかと思います。




 ところで、スタリオンの人たちが集まっていました。スタリオンってかっこいいよね