二餅のスーパー・チラ裏日誌

Nimochi's curious weblog

86長距離リポート パート1

2012-07-01 21:11:16 | 自動車@そのイ也

 86のレンタカーがあったので、借りてみた。



 先日エリア111で試乗をしてきましたが、さすがに短時間の試乗では良い点も悪い点も見極められないということで、86のレンタカーを1日借りて乗ってみました。全国的にも、現段階ではレンタカー登録の86は希少かと思います。
 Gタイプのオートマチック車です。



 サイドビュー
 かなりコンパクトなプロフィールだと思います。もう少しノーズが長かったら満点なんですが、このサイズだからこそ得られたものも(動力面を中心に)多いと思います。
 随所に2000GTのオマージュが見られ、決して「AE86」のリメイクではありません。ウィールが、ワタナヘのエイトスポークみたいですね(10本スポークですけど)。



 フロントビュー
 8っぽいし、15っぽいし、最近のトヨタ顔だし…ということで、新しい試みは一切ありません。ただ、ここは変に2000GT風にしなかった点が好ましいです。
 ウインカがバンパに付いているのが良いですね。ツリ目顔ですが、仰々しい顔つきではないので、長く乗っても飽きないと思います。



 リアビュー
 スバルっぽさが出ているデザインです。せめてトヨタ版はナンバーポケットのプレスを変えても良かったのでは?と思います。ガーニッシュで塞ぐとか。
 でも、最終セリカみたな感じはしますので、トヨタっぽいといえばトヨタっぽいです。Gタイプなのでマフラカッタが付かず、迫力に欠けます。



 エンブレム
 この車の良い点は、車名のエンブレムがここにしか付いていないことです。しかも、ディーラーOPでこの部分を消せます。
 つまり、86という名前が嫌な人は、他車のエンブレムでも貼ってくれって意味なのではないのかと、勝手に解釈しています。セリカだと思う人はセリカのエンブレムを付ければいいし、スープラだと思う人はスープラのエンブレムを貼ればいいし、カレンだと思う人はカレンのエンブレムを貼ればいいし、セプタークーペだと思う人はセ…



 インテリア
 ダッシュボードは、今時珍しいウレタン製のソフトフェイシア。ドアの内張りはプラスチックですが、上級グレードはビニール貼りです。ドアは割りと大きく、やはり駐車場では隣の車に気を使います。さすがにソアラみたいなダブルヒンジは、コスト的に無理でしょうね。ソアラのドアは、本当に乗り降りしやすかったです。



 これがスバルと共同開発のエンジンですね。随所にデンソー製のパーツが使われているあたり、スバルも見事に鞍替えしたなと感じます。純正で、ストラットとファイアウォールに補強が入れられている点にご注目。



 ただ、納得いかないのがコーションラベル。製造事業者名を記載する義務があるのなら別ですが、こういうところにスバルと入れるべきではないのでは?と個人的に思います。ハイエース尻の日野デュトロにTOYOTAってプレスが入りっぱなしなのと同じくらいのガッカリ感。日野から頼まれて仕返ししてやったんでしょうか。



 トランク、なかなか使えそうですね。というか、ずっとハッチバックだと思ってました。
 トランクのウラにも、SUBARUと打刻されています。妙な自己主張。



 こちらが運転席からの眺めです。この写真では分かりませんが、きちんとボンネットが目視できますので取り回しがしやすいです。Aピラーは、メーカーがこだわっただけあって、太さの割には目障りではありません。ただ、後ろの窓はやっぱり飾りです。

 さて、268キロほど走ってきました。やはり、乗り心地と椅子の硬さがちょっと気になりますね。しばらく乗れば慣れるんですが。
 長距離を走って気になった点は、あまりなかったように思います。GTとしての素質も併せ持っていると言えるでしょう。途中、ちょっと廃道に近い道路で峠MAXしてみましたが、ハンドリングは最高です。まったくロール感がありませんし、FRならではのグイグイ曲がるハンドリングは、クセになりそうです。VSCの作動も、それほど唐突ではないと思います。
 AT車でしたが、ハッキリ言って、この車はAT車の方いいかも?と感じました。6速ATは、バカ丁寧に1速から6速までフルに変速しますし、変速時以外はロックアップが働いて、トルコン滑りはほとんどなく、2ペダルMT車になんら遜色ありません。変速音も、ふそうのデュオニック(キャンターとかの2ペダルMT)に似ていました。
 ただ、シフトダウン時にヒールアンドトウみたいなエンジンの吹かしは入るのは、いらぬお節介かな?と感じました。これ、あんまりわざとらしくて笑えます。開発者のこだわりは十分に感じますが、やりすぎです。油食うし。

 結論から言うと、欲しくなる車です。でも、初期ロットは遠慮しときます。しばらくこのレンタカーを定期的に借りてみようかなと目論んでいますので、その際は随時このクソブログにうpします。

 なお、燃費は10キロは間違いなく走りました。出発時に明らかに燃料計が下がってましたが、それでも10キロ走ったんだから、実際はもっと良いはずです。やはり、現在の技術で作られたスポーツカーは、絶対あるべきですね。本当に奇跡の自動車だと思います、細かな部分で気になるところはありますが。


*俺フォトモード*