家の車に給油したところ、思いのほか燃費がよかったですよ。
三菱のランサーという車を皆さんご存知ですか?
ベーシックなセダンとして、三菱のボトムレンジをミラージュと共に支えた自動車です。現在も名前は残っていますが、「残っているだけ」です。
また、ラリーカーとしても有名で、最近の車好きの方々は、ランサーといえば「ランサー・エボリューション」という車を連想することでしょう。
そのランサー・エボリューションの元になったのが、この「普通の」ランサーでした。いわば、お化粧前のスッピン車です。
当然ですが、共通なのは車体の基本ぐらいで、それ以外は比べるまでもない普通の乗用車です。排気量は1500ccで、当然ターボなどといったハイパワー装置は付いていません。
しかしこの車、1500ccのくせに、猛烈に燃費が悪いのです。下手すると街乗り8キロなんてこともあり、とてもカタログ値であるリッター15キロには程遠く、手を焼いています(まあ、カタログ値なんか参考程度のウソ数値ですけど)。
最近はアクセルワークを改善し、急加速を行わないのはもちろんのこと、早めのアクセルオフや適度なアイドリングストップなどで、リッター12キロ代はコンスタントに出せるようになりました。
基本設計が今から20年くらい前なもので、オートマチックのパワーロスがひどいのだけは、どうしようもありません。1割くらいは、石油を無駄にしていると思います。
今回、満タン状態から高速で隣県往復に使用した直後に、満タンにしてみました。給油量は、198キロ走って約13リットルでした。というわけで、親父の形見として使い始めて10年目になりますが、初めてカタログ値をクリアしました。ちなみに高速では90キロ毎時を目安に走りました。
90キロ毎時での回転数は、タコメータ読みで2100回転(ロックアップしていないと2250回転ぐらい)でした。この回転数が、もっとも燃費が良いようです。せめて100キロ毎時でこの回転数くらいだと良いんですが。
今年で13年目の自動車です。流行のエコカーも良いですが、古い車は古い車で、乗り方次第で燃費を伸ばせる「伸びしろ」がある点は、面白いといえば面白いです。苦痛といえば苦痛ですが…
ちなみに、エクシードというグレードで、最終ロットにしか存在しなかったレアグレードです。1回しか同じグレードを見たことありません。ブラウンの髭剃りみたいなグリルが萌えます。リアのロアスポイラだけ、ランエボ4のやつを塗装して付けています(エボ4には同じ色がありません)。