ぐらのにっき

主に趣味のことを好き勝手に書き綴っています。「指輪物語」とトールキンの著作に関してはネタバレの配慮を一切していません。

レ・ミゼラブル帝劇100周年スペシャルキャスト

2011年07月11日 | ミュージカル・演劇
レミゼ4回中3回分の感想は既に書きましたが、スペシャルキャストの感想はまた別だな、と思って別に書いてます。(まだ5月分の感想・・・もう7月なのに(汗)
スペシャルキャストは既に3回目、正直「またか」という感じもあったのですが、今回観てみて、なんだかすごく「懐かしい」という感じがしました。私が初めて観た1997年の頃をすごく思い出させたんですね。もともとこのスペシャルキャストって1997年に出ていた人がほとんどではあるんですが、なぜか今回は特にそう感じたんですね。
岩崎宏美さんのファンティーヌを見ながらほのかさんのファンティーヌを思い出し、歌穂さんのエポニーヌを見ながら本田美奈子さんのエポニーヌを思い出し、禅さんのマリウスや岡さんのアンジョルラスを見ながら小鈴正記さん(当時)のコンブフェールや広田勇司さんのフイイを思い出し・・・なんだかタイムスリップしたような感覚に陥りました。そして、レミゼ見出した頃の気持ちを思い出したかな。
オリジナル演出が最後、というのにもすでにそんなに感慨はなかった・・・のですが、なんかいい意味でオリジナル演出にお別れできたような気がしました。

キャストごとの感想など。
まずは林アキラさんの司教。
声は衰えてきたな・・・という感じでしたが、レーグルと2役なため若い人がやりがちな司教は一味違う感じでしたねー。
しかし、アキラさんの司教さま、「そうです」と名乗り出る時にニコニコしてるのがすごく好きだったんですが・・・下手側にいたせいで顔がほとんど見えず・・・(涙)
レーグルはアンサンブルの人がやるので(さすがに学生は無理ですよね(汗)、アキラさんは司教さまだけの登場。で、カーテンコールには司教の衣装で登場していたのが珍しかったです。

岩崎宏美さんのファンティーヌは、声は少し衰えたかな、という感じがありましたが、相変わらず安心して見ていられるファンティーヌでした。なんか素直に感動できるんですよね。最近なかなかそういうファンティーヌがいなくて・・・短縮バージョンにもかかわらず死ぬ場面で久々に泣けました・・・
そこまでの2回で前半が全然良くなかったので(汗)やっぱりファンティーヌが良いと違うなーという感じでした。

島田歌穂さんのエポニーヌは、声は少し衰えた感がありましたが、やっぱり素晴らしかったです。見た目にも全然イケるのが恐ろしい(笑)

禅さんのマリウス、まずルックスがジャベールと全然違うのにびっくりですねー。スペシャルキャスト重ねるごとに若返っているような。メイクが上手くなったのかな(笑)まあメイク厚っ! という感じではありますが(汗・岡さんもね・・・)
しかし、歌声が素晴らしかったなあ。ジャベールもいいけれど、本当はマリウスみたいな優しい歌声が似合ってるんだなあとしみじみ感じました。年齢的にマリウスみたいな役はもうなかなか来ないと思いますが・・・
禅さんの声で「誰が導くか~」って歌い出すのを聞いたらなんか懐かしくてうるっと来てしまった・・・

岡さんのアンジョルラスは、やっぱり歌声がいいですねえ。さすがに全盛期よりは声量落ちたかなと思いましたが、それでもよく通る美声ですねー。ベガーズの「怒り地に満ちて~」とかワン・デイ・モアの「嵐の日まであともう一日~」とか、岡さんの声で聞くとなんかホッとするというか。
岡アンジョルラスはグランテールに冷たいんですが、今回は「共に飲もう」の時グランテールの肩を掴んだりと、以前よりはグランテールに優しく?なったような気がしました。
結婚式の給仕も久々に岡さんで見てなんか懐かしかったなー。

カーテンコールでは、前にも書きましたが、今井バルジャンとか禅さんとか岡さんとかがジャンプしていて、昔はアンサンブルとかの若い人たちがやってたんだよな・・・と思ったら、世代交代したんだなあとしみじみと思いました。

スペシャルキャスト、いつまでやるんだろう・・・というのが正直ありましたが、オリジナル演出の最後を飾るには相応しかったかなーと思いました。
新演出どうなるのかな・・・と思いつつ、とりあえず今のレミゼにはお別れですね。最初にも書きましたが、いいお別れが出来たかなーと思います。

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