ぐらのにっき

主に趣味のことを好き勝手に書き綴っています。「指輪物語」とトールキンの著作に関してはネタバレの配慮を一切していません。

ついに・・・

2009年05月29日 | グイン・サーガ
ついにこの日がやって来たか、という感じです・・・栗本薫さんが亡くなられましたね。
樋口宗孝さんの時もネット落ちしてた時だったので、入院中にあるんじゃないかな、という予感はしてたんですが。
27日の夜、消灯時間が過ぎているのに妹からメールが届いて、「あ、亡くなったな」と思いました。妹は帰宅してから夕刊で知ったそうです。
グイン・サーガをずっと読んでいたので、あとがきで病気のことも知ってましたし、「ガン病棟のピーターラビット」を読んでからは病状も気になって、HPもちょくちょく覗いてました。
12月くらいだか、食事をした後にお腹が痛い、と日記に書いていて、やばいかな・・・と思ってました。父もそうだったんですが、腹水がたまり始めているサインなんですよね・・・
3月くらいには足がむくんでパンパンになって・・・ということも書いていて、これはかなり危ないなあと・・・(家族がガンで亡くなると、ガンがどういう経過をたどるかわかっちゃうから、自分がガンになった時に自分の状態がわかっちゃうよね・・・と妹と話しておりました(汗))
しかし、そんな状態の中ライヴを敢行していたりして、若いから案外大丈夫なのかなあなんて思っていたのですが。
HPの更新日記、だいたい10日くらいのペースで更新していたのが、4/28を最後にずっと更新されてなくて、入院するなら今までは入院前に更新していたのにそれもないし、いよいよかな・・・とこの1ヶ月くらい覚悟はしてました。
毎日YAHOOを観るたび、訃報を見る事になるんじゃ・・・とドキドキしながら。(樋口さんの時も昼休みに職場でYAHOOを観て知ったので・・・。周囲に樋口さんを知ってる人がいなくて、一人で騒いでしまった・・・)
そろそろ危ないんじゃ、と思う人は多かったんでしょうね。だんだん以前書いた「ガン病棟のピーターラビット」の感想の記事のアクセスが増えてまして。で、27日以降はかなりのアクセスになってます。更新してない間にアクセスが上がってるのって(笑)それまでは「ハリー・ポッターと死の秘宝」の感想の記事が一番のアクセスだったんですけどね。
ご主人の今岡清さんも4月下旬に手術をされていて(胃の線種というから初期ガン?)、どの程度回復されていたどうかわかりませんが、さぞ大変だったことと思います。
ついに・・・という思いは強いですが・・・56歳は若すぎるし、もっとやりたいことがたくさんあったと思うし、HPの日記でも常に良くなることを前提に前向きなことを書いていたので(まあ外向けのものかもしれないけれど・・・)、きっと悔いは多かったことでしょう。
今はとにかくご冥福をお祈りいたします。


ついに、と思うのは、やはり「グインの続きはどうなるんだ」という思いがあるからなのですが。
こちらによると、129巻までは完成、130巻の途中で絶筆ということになったそうです。129巻までは刊行し、130巻途中までの原稿も公表する予定だとか。
でも、作者の後書きは次の127巻までだろうなあ・・・と思うと何とも言えない気分です。(6月10日発売だそうです)
正直、1年前、いや半年前だったらそんなにショックでもなかったんですが、今ちょうど話が動いて来た・・・というか、やっとリンダが話の中心に出てきたのになあ、というところで終わってしまうのが残念で。リンダはパロに戻って以来なんかずっと日陰の存在になってた感じで、グインを読み始めた時にリンダと同じ歳だったのもあって結構思い入れはあったので、ずっと残念だったんですよね。
タイスで寄り道してなければもっと話進んだのに・・・と思わずにはいられませんが・・・(いやそこだけの問題じゃないですが・・・(汗))
もう、グインの正体は、とか、ランドックは、とかノスフェラスの秘密は、とかも、なんとなくわかって来たので、むしろこれ以上知りたくないような気もしていたし(なんかあまりにもSFの世界なので・・・(汗))、リンダが豹頭王の花嫁になるところも別に読みたいとも思わなかったし(リンダじゃないってことはあり得ないよなあ)、完結にはこだわってなかったんですけどね。
129巻でどこまで話が進んでいるのかな・・・
そう言えば、アニメを見ていて、グインが「3人の女に出会う」と夢で予言されていたということを思い出しました。すっかり忘れてた・・・
2人はリンダとシルヴィアだとして、3人目はまだ出てこないままだったのかな。それともアウラが3人目の女? まあそんなに気になることでもないんですけど。忘れてたくらいだし(汗)
最終巻までのプロットでもせめて発表されれば、なんてことも言われてますが、当初の予定と大分話変わっていそうだし、そもそもそういうプロットがあるのかどうか。おおまかな途中までのタイトルは決めてあったということですが。
なんだかご本人もあとがきで、先のことは書いてみないとわからないなんてことを書いてましたから、全ては頭の中にあって常に変化していたのかなあと・・・
そういう意味では話の続きも一緒に持って行ってしまったんだなあと思います。
残念ですが、後は残り3冊を読むばかりですね・・・。作者の没後も刊行が続くというのもなんとも言えない気持ちになりますが・・・

そう言えば、サイキックラバーのYOFFYがブログで訃報のことを書いていてびっくり。「グイン」を読んでいたばかりか、なんとミュージカルも観に行っていたらしい・・・! 意外すぎでびっくりでした(大汗)
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