ぐらのにっき

主に趣味のことを好き勝手に書き綴っています。「指輪物語」とトールキンの著作に関してはネタバレの配慮を一切していません。

ハムレット

2012年03月15日 | ミュージカル・演劇
チェコ発のロックミュージカルのハムレットを見てきました。チェコ発と言いつつ、韓国版をベースにしていたようですが、私は見たことないのでどんなもんだかわかりませんが・・・
ハムレットは以前井上芳雄さんがレーアティーズを演じた蜷川版を見たことがあります。
シェイクスピアの作品って結構面白いと思うことが多いんですが、ハムレットはどうも苦手で・・・多分ハムレットの行動に共感できないからなんだろうな~と思うのですが。どうもひどい奴だとしか思えなくて・・・
このロックミュージカル版では、話がかなり端折られていて、まるであらすじかダイジェストのようだという感想もみかけましたが、私は逆に要点だけ拾っている感じで簡潔で見やすかったかなーと。作品に思いいれがないからかな(汗)
曲はそんなにロックでもないなーという印象なのは歌い手のせいかもしれませんが(汗)ロックというよりはポップスかな、という感じはありました。
キャスティングを見た時は、ロックになるのかな~という感じでしたが、まああんまりロックとは言えないな・・・という方もいましたが、思ったよりは違和感なく聴けました。まあもっとロックっぽく歌える人がやったらまた全然印象が違うかもしれませんが。
井上芳雄さんの歌い方は特に違和感はありませんでした。本来の歌い方でないので勿体無いという意見も多いみたいでしたが、私はあの歌い方も結構好きですね。歌は上手いのにもっと全然ロック歌うのに違和感ある、という人もいますから、それを思えば全然(汗)
そして、なんか以前見た藤原竜也さんのハムレットよりも良かったかな、ハムレットとして。まあ何年も経ってるので当時と比べてもあまり意味ないとは思うのですが。やっぱり思い悩む役が似合うなあ・・・
逆にレーアティーズは今回の伊礼彼方さんの方が良かったです。ストレートに熱い役がハマってました。そういやヴロンスキーも伊礼彼方さんの方が役としてはハマってると思ったなあ。
伊礼彼方さん、ロックというかポップスな曲調が合うのか、今まで観た中で一番歌が良いな、と思いました。
涼風真世さんも、なんだか今まで観た中で一番歌が上手く感じましたね。実はいかにもなミュージカルの曲よりもポップスの方が得意なのかも?
また涼風真世さん、美しかったですね~。本当に井上芳雄さんのお母さんでもなくはない年齢なはずなのに(まあ大分若いお母さんですけど)あの美しさって・・・まさに「美しすぎる母」でぴったりでした。
ガートルードの印象って今まであまりなかったんですが、それだけ印象的だったということかな。まあこの作品で特にガートルードが目立っているのかもしれないけれど。
あとは、なんと言ってもオフィーリアの昆夏美さんですね~。ジュリエットも初々しくて歌も良くて良かったですが、オフィーリアも良かったです。なかなか素直に初々しい純粋さで演じられるものではないですよね。
しかしデビューから続けて2作でシェイクスピアの2大ヒロインをやるなんてすごいなあ。今後も楽しみです。
というわけでなんかおおまかなキャストの感想だけになりましたが・・・
作品としてはそんなに悪くない・・・と思うのですが、やっぱりハムレットの話ってあんまり好きじゃないなあ、というのも確認しちゃったかなという感じです(汗)

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