ぐらのにっき

主に趣味のことを好き勝手に書き綴っています。「指輪物語」とトールキンの著作に関してはネタバレの配慮を一切していません。

白のガンダルフはとんがり帽子を被っているのか?

2006年03月06日 | 指輪物語&トールキン
今日の写真はプリンセス・オブ・ウェールズ劇場の外壁にあった看板?です。反射しちゃってよくわかりませんが(汗)ナズグルです。宣伝用の画像は、このナズグルかタイトルロゴかどちらかでした。

さて、今日の話は、以前にも似たようなことを書いたと思うのですが、再びこの問題が自分の中で再燃したため(笑)また書いてみようと思います。
なんで再燃したかというと、ジョン・ハウの原画展で「ミナス・ティリス前のガンダルフ」という絵があったのです。ミナス・ティリス前を馬に乗って走っているガンダルフの絵なんですが、そのガンダルフがとんがり帽子を被っていたんですね。
もしかしてミナス・ティリスに指輪のことを調べに行った時では、とも思ったのですが、馬に手綱も鞍もないし、これ飛蔭だよね、となると白のガンダルフだよなあという結論に達しました。
「白のガンダルフは帽子を被っていない」というのは、映画で広まった認識のような気がするんですよ。バクシアニメでも白のガンダルフは帽子被ってます。
でも、原作を注意して読んでいると、アラゴルンたちとファンゴルンで再会した時には帽子を被っていますが、最後までずっと帽子を被っていたという記述はないんですね。
以前このことに気をつけながら原作を読み返していたのですが、原作ではエドラスで灰色の衣を脱ぎ捨てた時に、帽子も脱ぎ捨ててそれきり被っていないのではないかと思われます。
ただし、帽子を被っているとも被っていないともその後書いてはないので、真実はよくわかりません・・・
そういうのもあって、以前はガンダルフは白になっても帽子を被っている、という認識が主流だったのではないかと思うんですが、どうでしょうね?
映画では、マザルブルの間で戦う時に帽子を脱ぎ捨て、それっきりになっています。オーディオコメンタリーによると、ガンダルフのとんがり帽子は「ホビット」の陽気な(とは言ってなかったと思いますが(汗))ガンダルフの名残のようなもので、物語がシリアスになるにつれて、脱ぎ捨てさせたということです。
正直なところ、原作を読んでいた時にはガンダルフが白のなったという違いがよくわからず(汗)視覚的なイメージもそれこそ色が白になった、くらいのものしかなかった私には、映画のガンダルフの変化というのは「ああ、そういうことだったのか」という理解につながって、なかなか良かったと思うのですが。
で、トロントで上演中のミュージカルでも白のガンダルフは帽子を被っていません。髪の毛も白のサラサラストレートで、このあたり映画の影響を感じずにはいられないのですが・・・(このミュージカルにはそういうところが多々あります・・・)
しかし、映画でのガンダルフのストレートヘアは、「サルマンと似ている」という前提であの髪型だと思うのですが、ミュージカルのサルマンはスキンヘッドだからなあ(汗)ストレートの意味について考えてしまいます・・・(笑)
実際のところ、原作における白のガンダルフのルックスはどんなものだったのでしょうか? エルフやホビットの耳がなぜとんがっているのか、と同じように気になる問題です。
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