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ぐらのにっき

主に趣味のことを好き勝手に書き綴っています。「指輪物語」とトールキンの著作に関してはネタバレの配慮を一切していません。

シュヴァルツヴァルトの町、カルフへ

2006年10月08日 | 旅行
さて、ようやくミュンヘンを出発できます(笑)
ミュンヘン3日目、最悪の体調に観念してパプロンを飲んだらあっさり回復。もっと早く飲めばよかった・・・(それまでは薬を飲むために食べ物を入れるのが苦痛で飲まなかったのでした)
しかし咳は残ってしまい、結局帰国まで残りましたね・・・

次の目的地はシュトゥットガルト。「エリザベート」を観るのが目的でしたが、調べているうちにヘルマン・ヘッセの故郷や「車輪の下」の舞台になった地が近いと知り、いつのまにやらそっちがメインに・・・(笑)
実は、シュトゥットガルト初日にエリザベート鑑賞とシュトゥットガルト市内観光を、2日目、3日目でカルフ、マウルブロンを一日ずつゆっくり・・・と思っていたのですが、初日になぜか「エリザベート」が休演で(火曜なのになぜ・・・)、やむを得ず1日目にカルフ、2日目にマウルブロン+エリザベート、という勿体無いスケジュールになってしまい、どちらもゆっくり見られなかったのが心残りです。
というのも、シュヴァルツヴァルトの町々の風景、私はとても気に入ってしまって。(シュトゥットガルトまでも好きになってしまいました。市内観光全くしなかったけど(汗))
ホテルに落ち着いたら(余談ですがツーリストインフォメーションの女の子がすごいかわいかった・・・(笑))、すぐにカルフに向けて出発。
カルフに行くには、「地球の歩き方」によるとSバーンとバスで、となっていました。もしかしたら一番効率が良くて安い経路なのかもしれませんが、どうせなら「車輪の下」でも書かれていてる列車のルートで行きたいよなあ、ということで列車で行くことにしました。
カルフへは、プフォルツハイムで乗り換えます。「車輪の下」にもこのルートで書いてあります。神学校の入学試験をシュトゥットガルトで受けたあと、ハンス・ギーベンラートが一人で帰ったルートですね。
ちなみにプフォルツハイムに行く途中に「車輪の下」の神学校であるマウルブロン修道院行きのバスが出るミュールアッカーもあるので、神学校から帰るルートも辿ることになります。

プフォルツハイムの駅で乗り換えの列車を探すと・・・なんと一両編成です! かわいい~(笑)
この列車でゆっくりとシュヴァルツヴァルトの中に入っていきます。森に囲まれた美しい町や村を通り過ぎ、このあたりの他の駅でも下車してみたいなーと思いました。

プフォルツハイムでは単線ではなかったのですが、いつのまにやら単線になっていたようで。これはカルフの駅のホームからプフォルツハイム方面を撮ったものです。
そしてトップの写真が駅から撮ったカルフの町の写真。森に囲まれた谷の斜面に立つ美しい町でした。
こういうこと言うと怒られそうだけど・・・なんか飛騨高山にドイツ村があるという感じ(汗)森に囲まれた風景はどこか信州とかそのあたりの光景に似ていて、日本人の私には不思議な親近感を与えてくれました。なんだか一目で好きになってしまった町です。
駅は谷の上にあって、なんとホームは地上5階にありました~。
「青春はうるわし」の記述だと、駅につく前にヘッセの父親の家の庭先を通るとなっていたのですが、特にそれらしいところは通りませんでした。町の中にはヘッセの生家は残っていますが、スイスに移り住んだ後再び戻ってきて住んだ家、「車輪の下」のハンス・ギーベンラートの家は現在では残っていないようです。残念です。


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