ぐらのにっき

主に趣味のことを好き勝手に書き綴っています。「指輪物語」とトールキンの著作に関してはネタバレの配慮を一切していません。

エルロンドと私

2007年06月27日 | 指輪物語&トールキン
ネタがなくなった時のキャラ語り、ということで、3ヶ月ぶりのキャラ語りです。
3ヶ月もネタがあったのか・・・LotROのおかげですかねえ。
あと、PCが壊れて更新できなかったのもありましたね(汗)

今回はエルロンドです。
エルロンドとの出会いは裂け谷の晩餐会で、でしたが、この時はまだ台詞はないんですよね。
このあと、火の広間でのビルボに対する気さくで優しい態度で、一気に印象upしました(笑)何しろ初読時の私の大きい人たちの評価は、いかにホビットに優しいか、で決まっていましたから・・・(笑)
この印象があるので、なんだか私としてはエルロンドとビルポのコンビって好きなんですよね。だから映画の灰色港のシーンでエルロンドがビルボに手を差し伸べるところがとても好きなのです。
そして、エルロンドはフロドたちの旅立ちにあたってとても印象的な台詞を言っていました。
まずは会議で、まだ誰が指輪を持っていくのか決まっていない時の台詞ですが。
「この探索の旅は、強者に勝るとも劣らぬ望みを抱いた弱者によってなされるかもしれぬ。」
預言なんでしょうが・・・なんかフロドが持っていくと予測がついていたみたいで、今読むとちょっと腹黒な印象が・・・?(汗)
そして、フロドが名乗り出てからのこの台詞も印象的でした。
「もしあなたが道を見いださないのなら、だれ一人見いだすものはいないだろう。(中略)だが、この荷は重い。その重さゆえに、たせれもこれも他人に負わすことができぬのだ。」
これもまた預言なのかもしれませんが、フロドの重荷に対する深い理解に、なんだか胸が熱くなってしまうのでした。
フロドの旅の途中、エルロンド、ガラドリエル、ファラミアの3人が、フロドを助け、助言と行く道を示してくれた人物として印象的だなあと思います。(一緒に行動していたガンダルフやアラゴルンは別として)
結局そのままエルロンドは表舞台には出てこないままですね。アルウェンとの今生の別れも、直接的には描かれず、エルロンドの本当の気持ちは出てこないままで。
そんなこんなで、原作初読時のエルロンドの印象は、ホビットに優しいえらい人、くらいのものでした(汗)
その後映画を見て、ビジュアル的にはエルフっぽくなくてびっくりでしたが(汗)そのうちなれました・・・(笑)
ビルボとの絡みはほぼなかったけど、まあルックス以外はそんなに不満はなかったかな。
そして今度は「ホビット」を読んだのですが、ここでもエルロンドはとっても脇役ですね。
でも、ガンダルフとトーリンをさしおいて済ました顔で(?)スラインの地図の謎を解いちゃうところとか、ちょっとお茶目な感じで嬉しかったです(笑)いや、お茶目なのはガンダルフとトーリンなんですけど・・・(笑)
「ホビット」映画化の暁には、もうちょっとエルフっぽいエルロンドが見たいかなと思う反面、このちょっとお茶目な場面のエルロンド、ぜひヒューゴ・ウィーヴィングで見たいとも思ったりして・・・
その後追補編を読んでもそんなにピンと来なかったんですが、シルマリルを読んで、エルロンドってすごいんだなあと・・・べレンとルシアンのひ孫で、あのエアレンディルの息子だったんですねえ・・・
しかも、双子の兄は定命の人間の運命を選び、死に別れているんですね・・・
両親はお星様に、双子の兄とは死に別れ、エルロンドはどんな気持ちでいたんだろう・・・
そして、ギル=ガラドと共にダゴルラドの戦いとサウロンの最期を見、イシルドゥアに指輪が渡るのを見、中つ国の歴史をすべて見てきたんですよね。
なんだかエルロンドの視点からの中つ国の歴史を見てみたかったなあ、なんて思ってしまいました。
でも多分、トールキンは中つ国の歴史を見つめる、表には出てこない存在としてエルロンドを設定したんでしょうね・・・
そんなこんなで映画もTTT、RotKと見ました。TTTでのアルウェンとのエピソードは、当時はまあいいんじゃないか、と思ったんですが、RotKの花嫁のパパなエルロンドにはなんだか脱力したなあ・・・
今では、アルウェンとエルロンドのエピソードは、表に出さないからこそ良かったんだなあと思うようになりましたけど・・・
というわけで今ひとつまとまりませんが(汗)やっぱり思い入れが少ないとあんまり書けないもんですね・・・(汗)
エルロンドについても今後勉強していきたいですね。

次回のキャラ語りはガラドリエルの予定です。
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2 コメント

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イメージ違ったキャラ (ビヨ)
2007-06-29 21:37:00
映画の公開直前に原作を読んだのですが、この人(じゃなくてエルフか)は予告編にも出ていなかったのでちょっとイメージが違いました、というより、エージェントスミスのイメージが残りすぎてたんだと思いますけど、かなり違和感有りました、今はもう慣れましたけど、それより、ホビットやドワーフ達も優しく見つめるおじさんだと思っていたのにTTT以降ただの親馬鹿になってしまっていたのが遺憾です。
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エルロンドのキャラクター (ぐら)
2007-06-29 22:26:30
私はエルロンドの写真は前から見ていたので、覚悟はできてましたけど(笑)やっぱりエルフっぽくはないですよね・・・
でも、やっぱり違和感あるのはルックスよりもキャラクター造形でしたね。アルウェンとの父子の物語をメインに持ってきてしまったのがやっぱりまずかったですねえ・・・
灰色港でのビルボとのシーンはちょっと原作っぽくて好きなんですけど。
もし「ホビット」のエルロンドを彼がやることになったら、もうちょっとコミカルで優しく見守るような、原作に近いエルロンドが見られるかも・・・と思うのは希望的観測でしょうかね・・・
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