ぐらのにっき

主に趣味のことを好き勝手に書き綴っています。「指輪物語」とトールキンの著作に関してはネタバレの配慮を一切していません。

「ナルニア国ものがたり」のこと(ちょっぴり原作ネタバレです)

2005年05月06日 | 映画
どのカテゴリーに書いたらいいか迷ったのですが、一応映画の映像を観た、という話なので映画カテゴリーに。
という訳で?今朝の「めざましテレビ」でナルニアの世界初出し映像というのを見ました。
私はそんなにナルニアファンではないし、原作も各巻1回しか読んでいないんですが、それでもあの映像には「ん?」と違和感・・・なんか派手すぎではないですか?
あれって戦争中に疎開している話だし・・・なんか衣装ダンスなんかももっと古びたイメージだったんですが・・・
瀬田貞二さんの古めかしい訳のせいもあるかもしれませんが、どうもあのきらびやかな映像に違和感を感じてなりませんでした。やっぱディズニーかなーって・・・
ちらちらと他の方のブログとか覗いてみたら、原作を知ってる方はだいたい同じような印象だったみたいで、ちょっとほっとしましたが。
実を言うと、「ナルニア」はそんなに好きでもないんです(汗)
残念ながら子供の頃に「ナルニア」に出会えなかったので、純粋な気持ちで読むことができなかったんですよね~。最初は面白く読んでいたのですが、途中で「アスラン=イエス・キリスト」というのがあまりにも露骨に出て来てしまってうーん、と(汗)
考えてみれば「ライオンと魔女」で既にそういう描き方はしてたのですが、(アスランの死と再生)あれは比喩というか、暗喩程度かなーと思っていたので、まさにそのままだったのには「・・・」だったんですよ(汗)
「最後の戦い」のラストにも「・・・・・・」でしたし(汗)スーザン好きなんで、「スーザンだけ除け者か!?(怒)」というのもありましたし。
トールキンが「ナルニア」のことを批判していたというのは分かるなあと思ってしまいます。トールキンも敬虔なクリスチャンで、「指輪物語」にも実はキリスト教的な精神はかなり反映されていますが、それはトールキンにとってはごく自然なことで、キリスト教を布教する?のが目的ではなかったのですよね。
ルイスの「キリスト教のことを物語を通して子供に教える」というスタンスが明らかな「ナルニア」は、確かにスマートではないですよね~(汗)私もどうもそのあたりが苦手なんですよね。
あ、でも好きな部分も沢山ありますので、念のため。リーピチープなんか好きですよ~。「ライオンと魔女」ではプリンごときで魔女にたぶらかされてしまう?エドマンドとか。
意地悪だったユースチスが次の巻では主人公になっちゃうあたりも新鮮でしたね。
ディズニーが映画化すると知って、「ええ~」という気持ちと同時に、キリスト教くさい部分は緩和されるかもなあ、という気持ちもありました。
でも、やっぱりもちょっと原作の雰囲気を活かしてあった方がいいかなあ・・・
まあ、予告だけで判断するのはまだ早いですよね。LotRも、FotRの予告を見た時点では「・・・なんかかなり原作と違うような???」と思いましたが、フタをあけてみたら意外に原作に忠実でしたから。(ま、FotRは、ですけど・・・(汗))
だいたい予告を見て予告どおりの印象の映画ってほとんどないですよね?(汗)予告が良かったら本編は良くなかったり、逆に予告が良くなかったのに意外に本編が良かったりとか。
予告の印象そのまんまだったのって最近では「ネバーランド」くらいかな・・・。あれもあまりに期待通りである意味びっくりしました(笑)
そうそう、ペペンシー兄弟の上二人が結構大きくてびっくりしました。あれじゃあ2作目以降作るにしても、子役はその都度変わってしまうのでは?(汗)
ああ、でもスーザンが弓を構えるのとか見るとやっぱりちょっとワクワクしますねえ。(だから好きなんですよ、スーザンが(笑))
結局のところ楽しみ、というか気になることは確かです。思い入れはさほどない(汗)分、イライラすることもなく落ち着いて待っていられるかなあと。
さて、どんな映画になってるでしょうねえ。
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