ぐらのにっき

主に趣味のことを好き勝手に書き綴っています。「指輪物語」とトールキンの著作に関してはネタバレの配慮を一切していません。

F.A.O.Schwaltzにて

2008年10月11日 | 旅行
N.Y.に行ったら必ず行きたいお店の一つが、ここF.A.O.Schwaltzです。トイザらスなんかよりもちょっと高級なおもちゃ屋さん?です。
キャラクターもののおもちゃはあまり置いてないのですが、なぜか映画とのコラボ商品?は置いていて、ファンタジーコーナーみたいな一角があって、LotRやハリポタやナルニア関連商品なんかも置いてあります。
指輪関連は昨年と全く変わらないラインナップだったので写真は撮りませんでしたが。フロドくんとアルウェンちゃん人形がなくなってたのが残念・・・
トップの写真は、昨年は予約受付中だったハンガリアンホーンテールのぬいぐるみ。すっかり上に追いやられてますが。あくまでもぬいぐるみなところがすごいですねえ。ちょっと値下がりしてました。こんなでかいの買う人いるのかな・・・。
このお店、バービーは置いてないのですが、バービーよりももうちょっと大人っぽい造形で多分ちょっと高級?なトナードールなどの人形のシリーズが置いてあります。
このトナードール、リアルな造形のためか、映画とのコラボ人形が結構多く、しかも結構美人な出来なので見ごたえあります。
ハリポタシリーズは日本でも映画のプログラムに載ってましたね。
そのハリポタシリーズで、去年はなかったような気がするチョウ・チャン人形。

なんか髪型が映画よりもすごいんですけど・・・
ハリーはメガネかけてるとかわいくありませんが、顔は結構綺麗にできてます。


ニコール・キッドマンのコールター夫人。かなり美人にできていて、これはすごいなーと思いました。


カリブの海賊シリーズ。ジョニデもカッコイイですが、なんかキーラ・ナイトレイの男装がすごく美人でカッコよかったので一枚。ドレス姿もあったけれどこちらの方が。
あれ、オーランド・ブルームはなかったっけ?(汗)
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宮廷画家ゴヤは見た(ネタバレ)

2008年10月11日 | 映画
かなりネタバレですが、反転文字は一切使ってませんので、これからご覧になる方はご注意ください。
鑑賞予定がつまっているため(映画以外もいろいろあるし)、珍しく公開第一週で見てきました。
ナタリー・ポートマン目当て。今年3本目・・・まだ「ブーリン家の姉妹」もあるし、今年は当たり年ですねー。
ハビエル・バルデムも2本目。「ノーカントリー」も観てたら3本目なところですが。
キャッチコピーで「禁断の愛」とか「立ち入り禁止の愛」とか書いてあって、そういう話なんだ・・・と思ってたら、後から監督が「アマデウス」の人だと知りました。(「カッコーの巣の上で」見たことありません。ブラッド・ドゥーリフも出てるし観なきゃなー)
えー、あの監督がそんな通俗的?な話撮るのかな・・・と思ってたんですが、全然そんな話じゃありませんでした。ホッとしました(笑)
イネスが異端審問で捉えられ、ロレンゾがイネスに・・・というあたりは、かなりさっさと話が進んでいって、あっけないくらい。
ロレンゾさっさと逃亡しちゃうし・・・
しかも、途中であっという間に15年後に飛んでしまうので、さらにあっけない印象も。
しかし、この話の主眼は、移り変わる世の中の流れとそれに翻弄される人間、なんですよね。そのあたりがわかってくると、展開の速さにも納得。
ナタリー・ポートマンが拷問を受ける映像なんかを見ていたら、「V・フォー・ヴェンデッタ」みたいな、権力と迫害について問う話なのかな、とも思ったのですが、それともちょっと違いましたね。
確かに教会の異端審問の非道さなども描いてましたが、その教会がナポレオン軍の脅しに屈せずにミサを続けようとしたり・・・というところも描かれていたし。結局は権力に正義なんてない、ということが主眼だったように思いました。
異端審問を我が物顔に行う教会、正義の解放者を名乗りながら虐殺を行うナポレオン軍、そしてナポレオン軍を駆逐するイギリス軍・・・文字通りニ転、三転する権力の逆転に、もう単純に話に引き込まれてみてしまいましたねー。
イネスの父、ビルバドゥアがロレンゾを「尋問」てるあたりから俄然面白くなりましたね。こんなことして大丈夫なのか・・・と思ったら、見事にロレンゾを陥れてしまってびっくり。
最初は教会の異端審問の先鋒として権力を誇っていたロレンゾが、思わぬ落とし穴で逃亡することになります。ところが、この逃亡のおかげでナポレオン軍が侵攻して来た時には助かったばかりか、逆に権力者としてかつて自分を捕らえようとした教会を逆に裁く立場に。
権力を握り意気揚々とし、結婚もして幸せだというロレンゾの変わりぶりには唖然としますが、もともと神父をやってた頃も信仰よりも権力を求めてたんだろうな、というのがありありだったので、まあそういう人だったんだろうなと。
現在の自分の権力と幸せのために、かつて夢中になったイネスは精神病院?に送り込み、娘の居所を探し出してアメリカに送ろうとしたりと、非道なロレンゾ。どこが禁断の愛じゃ! という展開ですねー。
そして最後にはまた立場が逆転し、自分が死刑を宣告した司教?に「悔い改めれば生命は助けよう」と言われ・・・生き残るために屈するのかと思ったら、今回はさすがに改宗を拒んだのが、ちょっと意外だったけれど、最後に潔さを見せましたね。確かに、改宗したとしてもどんな顔して生きていけば・・・ですが。
この一連の流れの、権力を求める神父、転身して権力を握り意気揚々とした姿、そして最後の死の恐怖におびえる姿までを、ハビエル・バルデムがさすがの名演でしたねー。
イネスの忘れ形見=自分の娘、アリシアと対面した時の複雑な表情も良かった。
最後にアリシアの姿を認め、イネスを見て微かに笑った?のは、自分を嘲笑っていたのかな・・・
一方の?イネスは、思わぬ不幸で異端審問に捕らえられたままなんと15年も牢に囚われたままになりますが、ナポレオン軍の侵攻で家族は皆殺されてしまったので、イネスは囚われていたがために助かったことに・・・まあすでに正気は失ってしまっていますが。
この牢から出てきたイネスの変わりぶりがすごかった。ナタリー・ポートマン熱演です。V・フォーもそうだったけど、こういう過酷な演技が合ってるよなあ、と思います。
イネスはロレンゾをずっと想い続けているのですが、多分かなり早い段階で正気を失ってるし、純愛と言えるのかどうか・・・
ラストの、赤ん坊を抱いてロレンゾの死体と手をつないで笑顔で歩いていく姿は、グロテスクにも哀しくて、とても印象的でした。またバックに流れているのが明るいわらべ歌なのがなんとも・・・
ナタリー・ポートマンが二役で演じた、イネスの娘アリシアは、髪の色が黒くなっていたせいもあるのか、とてもスペインっぽい美人になってて、イネスの若い頃よりもこっちの方がいいなあと思いました。
修道院の修道女に、「あの子は手に負えない子で(英語ではtigerと言ってましたね)」と言っていた、激しい一面もイネスとは違っていて、別人な感じが出てました。あの性格は誰に似たんだろう・・・ロレンゾ?
彼女も、ニ転三転する運命に乗って、とりあえずラストの時点では権力側に上手く乗っかりましたが、これからどうなることか・・・
知らずに自分の父親の処刑を面白そうに見ていたところが皮肉ですが・・・
(しかし歴史モノを観ていていつも思うんですが、昔の人には処刑って娯楽だったんですね・・・ラストでも子供たち、死体の後を喜んで追っかけてたし)
で、タイトルロール?(いや原題だとタイトルロールはロレンゾ?)のゴヤですが、傍観者に徹していて、権力が移り変わる間にも上手く渡り歩いて生き延びて絵を書き続けます。
教会を批判しながら、ビルバドゥアにイネスを助けるためにロレンゾに近づきたいと言われても尻込みし、国王一家の怒りにも怖れをなし・・・と結構権力にも弱かったりして。ロレンゾにも「お前には信念がない」と言われたりしますが、非常に人間的で、共感できる人物になっていたと思いました。
ただ、どうしても主眼がロレンゾやイネスに行ってしまって、ゴヤの「生き延びてとにかく起こっていることを描きたい」という思いや、イネスを救いたいという思いの描き方は中途半端な気がしないでもなかったですが。
ステラン・ステルスガルドの人の良さそうな笑顔のゴヤは、そんな人間的なゴヤのキャラクターに良く合っていたと思いました。
そう言えば、物語のきっかけになっていた神父と少女の肖像画、実際にあるのかと思ってましたが、もしかして架空の肖像? ロレンゾのは焼かれちゃってたし、実存はしないですよね。
いや、映画の中の肖像が明らかに役者に似せて描かれてたので、あれ、オリジナルはないのかなと・・・
ロレンゾの肖像画なんか、背景の雰囲気とかゴヤっぽくて上手いなーと思いましたが。
王妃の肖像画はなんか下手だなーと思ってしまったのですが・・・(汗)
あと、スペインが舞台なので楽しみにしていたのですが、意外とスペインっぽい暗さとかグロテスクさがなかったかなあと思いました。私の勝手なイメージなのかなあ?
「エリザベス ゴールデンエイジ」の方が、スペインっぽいというか、「あ、ゴヤとかエル・グレコの絵のまんま」という印象だったんですが。まあ、スペイン宮廷と言っても、映画の中でも出てきましたが、実はスペイン人じゃなかったりというのもありますから、あんなものだったのかもしれませんが。
ちなみに私はゴヤの絵は暗くてあんまり好きではありませんが・・・スペイン絵画って暗くてどうも。プラド美術館に行った時も、ゴヤとかエル・グレコの暗い絵ばかりで、気持ち悪くなってしまったものでしたね・・・。
版画を作る過程が再現されていたのが面白かったですね。
というわけで毎度のとりとめのない感想ですが、ニ転、三転する話の展開が素直に面白かったです。ラストシーンも印象的で良かったですしね。

というわけで今年見た映画の順位。
1.イースタン・プロミス / 2.ミラクル7号 / 3.宮廷画家ゴヤは見た / 4.マイ・ブルーベリー・ナイツ / 5.グーグーだって猫である / 6.西の魔女が死んだ / 7.ナルニア国物語第二章 カスピアン王子の角笛 / 8.スウィーニー・トッド / 9.転々 / 10.TOKYO! / 11.コレラの時代の愛 / 12.エリザベス ゴールデン・エイジ / 13.あぁ、結婚生活 / 14.ライラの冒険 黄金の羅針盤 / 15.奈緒子 / 16.L Change the World / 17.クリストファー・リーとフランク・ザッパのこわがることをおぼえようと旅に出た男 / 18.ティム・バートンのアラジンと魔法のランプ / 19.スターウォーズ クローンウォーズ / 20.デトロイト・メタル・シティ / 21.20世紀少年 / 22.マゴリアムおじさんの不思議なおもちゃ屋 / 23.カンフーくん / 24.フランシス・フォード・コッポラのリップ・ヴァン・ウィンクル / 25.ポストマン / 26.ミック・ジャガーのナイチンゲール
おお、高順位ですねー。素直に面白かったもんで・・・

あと、これから観に行く映画のリスト。
公開中 「崖の上のポニョ」「パコと魔法の絵本」「コドモのコドモ」「ナイトメアー・ビフォア・クリスマス ディズニーデジタル3D」「僕らのミライへ逆回転」
10月18日公開 「夢のまにまに」
10月25日公開 「ブロードウェイ♪ブロードウェイ コーラスラインにかける夢」「ブーリン家の姉妹」
11月1日公開 「レッドクリフ」
12月公開 「アラトリステ」
大分減ってきたけど、公開中が溜まってきた・・・終わる前に全部観られるのかなあ(汗)
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