珍しくも2月16日公開で観たい映画が3本重なってしまったので、興行成績の悪い順に観に行くことにしました(汗)
というわけでまずは「奈緒子」。もちろん上野樹里ちゃん目当てでございます。
ここしばらく上野樹里祭り状態・・・明日は「ロス:タイム:ライフ」に出るし、28日は「まるまるちびまる子ちゃん」だし、3月1日にはTBSで「アース・オデッセイ 地球とは何か」があるしで。
というわけで祭り第一弾(笑)の「奈緒子」の感想です。
舞台挨拶では三浦春馬くん目当ての女の子が大半だったという話ですが、レディースデーだというのに6:4で男性客の方が多かったです。しかも結構年配の男性もいて、どういう客層なんだかちょっと謎・・・(私も傍からみたら謎の客層かもなー)
原作は全然知りませんが、あらすじを聞いた限りでは、一つ間違えば陳腐になるだけだな・・・と思っていたのですが、抑えた演出のせいか、悪くありませんでした。
役者も良かったですね。樹里ちゃんはもちろんだけど(笑)三浦春馬くんも良かったし、鶴瓶さんが予想以上に良かったです。キャスティングが良かったというか。あの人の良さそうな笑顔が効いてたかなあ。
「死」というのが根底にあったのが、ありがちな陳腐な話になりかねないところを引き締めていたように思いました。泣かせるための「死」ではなく、残された人たちが重く受け止めて行かなければならない「死」であったことが、物語をいい意味で真面目なものにしていたというか。
自分の軽はずみな行動のために人を死なせてしまったことで、「今よりもずっと暗いところにいた」奈緒子は何を考えながら生きて来たのか。彼女が陸上部に入って走るようになったのはなぜなのか。
奈緒子は自分の気持ちをほとんど言葉にしないので(雄介もそうだけど)、何を考えて走っていたのか、雄介に何を伝えようとしていたのかははっきりとはわからないのですが、そんな言葉のない奈緒子の演技を、樹里ちゃんがさすがの体当たりの熱演してました。
陸上部出身の樹里ちゃんの走りっぷりが爽快でしたね。制服姿も新鮮で・・・いや「スウィングガールズ」で観てたけど・・・なんかとても女の子らしい役柄だったんで、かなり違う感じがして、なんか新鮮だったのです。そう言えば年上の役が多かったのに、珍しく実年齢より若い役ですね。
樹里ちゃんの走りも良かったけれど、駅伝に出る陸上部員たちの走りっぷりが見事で、すごいなあと。役の個性に合わせて走り方のフォームとかも決めてやってたんでしょうね。
走りっぱなしの撮影・・・大変だったろうなあ。
そうやってとことん走る映像が続く中で、走ることによる交感というか心のつながりというか、そういうものが説得力あったと思いました。特に雄介と奈緒子が走るシーンは良かったですね。
最後の方、奈緒子が走って来るところとかちょっとじわっと来ました。唐突な登場って気もしたけど・・・(汗)
また鶴瓶さん演じる西浦監督の存在が良かったと思います。ひとつ間違えばすごく陳腐な設定になってしまうと思うのですが、終始笑顔で、陳腐な台詞を言わなかったのがかえって良かったなあと。
最後の夏を特別なものにしたい、それが、子供たちの笑顔が観たい、幸せにしてやりたい、彼らが走れると信じてやりたい、そういう方向に向くのがすごいなあと思いました。そんな風に思う人だからこそ教師になったのでしょうが。
死が間近に迫ったとき、残りの人生をあんな風に使えるなんてすごいなあと思いますね・・・
最後は奈緒子と雄介の和解や、陸上部員たちの気持ちが一つになったことよりも、監督に最後の特別な夏をあげられた、ということが良かったなあと思ってしまいました。最後に主役持ってっちゃったような。
最後はあっさりと終わったのも良かったです。
しかし、邦画の良くないところというか、エンディングの主題歌があんまり合ってなくてうーん、でした。「それでも僕はやってない」でも思ったんだよなあ・・・「亀は意外と早く泳ぐ」なんかは逆にぴったりで良かったりしたんだけど。
長崎のひなびた田舎の、緑濃い風景も良かったです。駅伝の風景もローカルで良かったですね。長崎市内も映っていたけれど、映し方でこんなに違う風に見えるんだ、と面白かったです。
というわけで結構誉めてしまいましたが、実のところ、わざわざ映画館まで行くことはなかったかな・・・と思ってしまいました(汗)
邦画でも、見に来て良かった、と思う作品もあるので、やっぱり何かがそういう作品と比べると足りないんだろうなあと・・・
でも、決して悪くなかったんですけどね。
それにしても、諫早高校のエース黒田くんの色白さがどうも気になって仕方なかったです(汗)あんな色白なランナーってあり・・・?
てなわけで、今年見た映画の順位。
1.スウィーニー・トッド / 2.転々 / 3.奈緒子
誉めといて最下位・・・(汗)なんか「転々」がじわじわと良かったような気がしてきたんですよねー
というわけでまずは「奈緒子」。もちろん上野樹里ちゃん目当てでございます。
ここしばらく上野樹里祭り状態・・・明日は「ロス:タイム:ライフ」に出るし、28日は「まるまるちびまる子ちゃん」だし、3月1日にはTBSで「アース・オデッセイ 地球とは何か」があるしで。
というわけで祭り第一弾(笑)の「奈緒子」の感想です。
舞台挨拶では三浦春馬くん目当ての女の子が大半だったという話ですが、レディースデーだというのに6:4で男性客の方が多かったです。しかも結構年配の男性もいて、どういう客層なんだかちょっと謎・・・(私も傍からみたら謎の客層かもなー)
原作は全然知りませんが、あらすじを聞いた限りでは、一つ間違えば陳腐になるだけだな・・・と思っていたのですが、抑えた演出のせいか、悪くありませんでした。
役者も良かったですね。樹里ちゃんはもちろんだけど(笑)三浦春馬くんも良かったし、鶴瓶さんが予想以上に良かったです。キャスティングが良かったというか。あの人の良さそうな笑顔が効いてたかなあ。
「死」というのが根底にあったのが、ありがちな陳腐な話になりかねないところを引き締めていたように思いました。泣かせるための「死」ではなく、残された人たちが重く受け止めて行かなければならない「死」であったことが、物語をいい意味で真面目なものにしていたというか。
自分の軽はずみな行動のために人を死なせてしまったことで、「今よりもずっと暗いところにいた」奈緒子は何を考えながら生きて来たのか。彼女が陸上部に入って走るようになったのはなぜなのか。
奈緒子は自分の気持ちをほとんど言葉にしないので(雄介もそうだけど)、何を考えて走っていたのか、雄介に何を伝えようとしていたのかははっきりとはわからないのですが、そんな言葉のない奈緒子の演技を、樹里ちゃんがさすがの体当たりの熱演してました。
陸上部出身の樹里ちゃんの走りっぷりが爽快でしたね。制服姿も新鮮で・・・いや「スウィングガールズ」で観てたけど・・・なんかとても女の子らしい役柄だったんで、かなり違う感じがして、なんか新鮮だったのです。そう言えば年上の役が多かったのに、珍しく実年齢より若い役ですね。
樹里ちゃんの走りも良かったけれど、駅伝に出る陸上部員たちの走りっぷりが見事で、すごいなあと。役の個性に合わせて走り方のフォームとかも決めてやってたんでしょうね。
走りっぱなしの撮影・・・大変だったろうなあ。
そうやってとことん走る映像が続く中で、走ることによる交感というか心のつながりというか、そういうものが説得力あったと思いました。特に雄介と奈緒子が走るシーンは良かったですね。
最後の方、奈緒子が走って来るところとかちょっとじわっと来ました。唐突な登場って気もしたけど・・・(汗)
また鶴瓶さん演じる西浦監督の存在が良かったと思います。ひとつ間違えばすごく陳腐な設定になってしまうと思うのですが、終始笑顔で、陳腐な台詞を言わなかったのがかえって良かったなあと。
最後の夏を特別なものにしたい、それが、子供たちの笑顔が観たい、幸せにしてやりたい、彼らが走れると信じてやりたい、そういう方向に向くのがすごいなあと思いました。そんな風に思う人だからこそ教師になったのでしょうが。
死が間近に迫ったとき、残りの人生をあんな風に使えるなんてすごいなあと思いますね・・・
最後は奈緒子と雄介の和解や、陸上部員たちの気持ちが一つになったことよりも、監督に最後の特別な夏をあげられた、ということが良かったなあと思ってしまいました。最後に主役持ってっちゃったような。
最後はあっさりと終わったのも良かったです。
しかし、邦画の良くないところというか、エンディングの主題歌があんまり合ってなくてうーん、でした。「それでも僕はやってない」でも思ったんだよなあ・・・「亀は意外と早く泳ぐ」なんかは逆にぴったりで良かったりしたんだけど。
長崎のひなびた田舎の、緑濃い風景も良かったです。駅伝の風景もローカルで良かったですね。長崎市内も映っていたけれど、映し方でこんなに違う風に見えるんだ、と面白かったです。
というわけで結構誉めてしまいましたが、実のところ、わざわざ映画館まで行くことはなかったかな・・・と思ってしまいました(汗)
邦画でも、見に来て良かった、と思う作品もあるので、やっぱり何かがそういう作品と比べると足りないんだろうなあと・・・
でも、決して悪くなかったんですけどね。
それにしても、諫早高校のエース黒田くんの色白さがどうも気になって仕方なかったです(汗)あんな色白なランナーってあり・・・?
てなわけで、今年見た映画の順位。
1.スウィーニー・トッド / 2.転々 / 3.奈緒子
誉めといて最下位・・・(汗)なんか「転々」がじわじわと良かったような気がしてきたんですよねー