ぐらのにっき

主に趣味のことを好き勝手に書き綴っています。「指輪物語」とトールキンの著作に関してはネタバレの配慮を一切していません。

サントラが盛り上がる時・・・

2004年04月16日 | 旧指輪日記
昨日アクセス不能だったピッツバーグ交響楽団のサイト、また普通に観られるようになってました。前に見た時はA列が一番良い席で出て来たのですが、今日見たらC列になってました。うーん、さり気なく売れてはいるようですね。アクセスできるようになったらまた迷いが出て来て(汗)もう少し29日のチケットの売れ具合を見てから考えようと思います。なんかイラク情勢も不安がありまからねえ、アメリカ行きには・・・。
さて、昨日の続きなんですが(やっぱりダイジェストでは語り切れなかったらしい(笑))LotRのサントラは、登場人物の死の場面と言っても、感動的な音楽で盛り上げちゃったりはせず、静かに、場面の邪魔をせず、あまつさえどこか明るい音楽で静かに感動を引き立てているところがすごいなーと思うのでした。まあ、普段映画音楽聴かないもので、実はそんなの最近の映画音楽界では特に目新しいことではないのかもしれませんが。
死の場面だけでなく、感動的な場面でも、ありがちな感動的な音楽で盛り上がるということはLotRではあんまりありません。たいていが静かな音楽でしみじみと感動を引き立ててくれてます。
ただ、そんな中でも、かなり真っ当に?音楽が盛り上がっていると思う場面が2つあります。
一つ目はFotRラスト、サムが湖から舟に引き上げられるところです。そしてもう一つは、灰色港でフロドがサムと別れの抱擁を交わす場面。どっちもサム絡みですね。というか、サムとフロドの絆を表す場面と言えましょうか。
ただ、FotRの場面は、その後、ティンホイッスルの素朴な響きの「ホビット庄のテーマ」でシメになるので、この盛り上がり?もそれなりに効果的かなあと。実際、ここで音楽が盛り上がるところでだーっと涙出ますしね(笑)
灰色港の場面も、音楽が盛り上がることでかなり涙を誘われるのですが、ここはもう、全編で一番悲しい場面だと思うので、好きなだけ盛り上がってください! と思います(笑)CDだけ聞いていた頃から、ここはサムとの別れだなーと思ってましたし。そして、この後もまた静かな音楽に戻るので、ワンポイントとしてのこの盛り上がりもまた効果的かなあと思います。
そして、フロドとサムの絆が描かれているこの二つの場面でそういう音楽の使い方がされているということで、やっぱりこの映画の主人公はフロドだし、一番大事なテーマ?はフロドとサムの絆なんだなあ、なんてことを思ったりもします。
コメント
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