ぐらのにっき

主に趣味のことを好き勝手に書き綴っています。「指輪物語」とトールキンの著作に関してはネタバレの配慮を一切していません。

文溪堂のフォトガイド

2004年04月02日 | 旧指輪日記
先日文溪堂の子供向けのフォトブック?「ロード・オブ・ザ・リング 王の帰還 映画版」が出ていたのでちらちらと見てたら、意外にいい写真が多かったので思わず買ってしまいました。この文溪堂のシリーズ、FotRもTTTも公開から一年くらい経ってから出ていて、RotKはどうなるのやらと思っていたら、意外に早く出ましたね。内容は、結構SEEネタバレな写真が多くてびっくり。王の石像の頭に花の冠がついている写真とか、アラゴルンがパランティア持ってる写真とか、忠誠を誓ったメリーにセオデンが祝福を与えている場面とか、アラゴルンがファラミアを癒している場面とか。文章の方でも、映画の内容を補足するようなものが多くて意外でした。「ゴラムはサウロンからときはなたれたがゆくえをくらましてしまった」とか、デネソールがファラミアがフロドを逃がしたことを怒っているとか、デネソールは敵が攻めて来る前に自ら執政家の歴史を閉じようとしたのだとか。しかし、「ええーっ?(汗)」という展開になってた部分も(汗)アンドゥリルを持ってきたの誰だかわからないようになってたし、エオウィンが戦いに行ったことは書いてあるけど、アングマールの魔王を倒したこととか一切出てこなくてどーなったの状態(汗)セオデンが死んだことも全然書いてません。一番すごかったのは終わり方でしょう。滅びの山中腹の写真で終わっていて、ゴラムに襲い掛かられて「フロドは指輪を守るため、わずかに残された力をふりしぼった!」で、次のページはただ文字だけ。指輪が滅びの亀裂に落ちていったこと、サウロンが滅んだこと、アラゴルンがアルウェンを王妃に迎えたこと、だけが書いてあって、最後は「こうして中つくにの新しい時代が始まった。指輪の仲間たちは(中略)それぞれのふるさとの帰って行った」でおしまい。灰色港もなければ、フロドたちがどうなったかも今ひとつわからない、打ち切り最終回みたいな終わり方でした(笑)ところでこの本、「Return of the King Photo Guide」の邦訳だったのですね。紀伊国屋で原書を見つけて、こっちはどういう終わり方なんだろうと思って見たら・・・もっとひどかった(笑)最後のページは、日本語の最後の部分の、「こうして中つ国の新しい時代が始まった」から後しか書いてませんでした~(汗)まあ、子供向けにはこのくらい簡単にまとめた方が良いの・・・かな?(汗)
コメント
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