函館発「団塊オヤジの独り言」

団塊世代の心意気をブログから情報発信。
遊び心を入れて日々思うこと、感じることを徒然なるままに・・・・。

放射性物質と闘う藻

2011年11月02日 04時57分17秒 | 自然・環境
本当かねぇ~、信じられない・・・山梨大学等の研究グループによる快挙。
現在、福島原発で汚染水浄化には、「ゼオライト」という鉱物を使用中・・・。
ところが、それより凄い新種の藻類、「バイノス」というのが出たらしい。

これが、放射性ストロンチウムとヨウ素を吸収する効率が高い・・・。
バイノスは、ベンチャー企業等が、既に汚泥浄化用として製品化。
そして、放射性物質汚染への対応を探って、各研究所が共同研究。

山梨大学医学部が依頼を受けて、側溝等に溜まっていた汚染水。
これを使って、4~7月にかけて実証実験を実施。
放射性セシウム137とストロンチウム各2メガベクレル。
放射性ヨウ素3メガベクレルがそれぞれ入った水1リットル。

これにバイノス100gを入れて遠心分離機にかけたら10分間で・・・。
ストロンチウムは8割程度、セシウム137は4割程度を除去。
ヨウ素も24時間で4割程度減ったとか・・・。

ゼオライトと比較実験したら、ヨウ素はゼオライトでは全く吸収せず。
ストロンチウムは、約1時間で約6割程度しか吸収しない。
それなのに、バイノスは95%吸収・・・驚きである・・・。

おまけにバイノスの原料は、藻であるそうな・・・。
だから、光と炭酸ガスがあれば容易に増産可能。
乾燥させれば重量が20分の1と軽くなる。
吸収後の処理の簡略化も期待できる・・・と良いことづくめ。

これには、化学オンチの団塊オヤジも納得・・・フムフム。
除染後に生じる汚染土壌、これをバイノスで無害化とも・・・。
放射能と闘ってくれるバイノスへの期待は、とてつもなく大きい。

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