弁護士任官どどいつ集

弁護士から裁判官になった竹内浩史のどどいつ集

「男」しか認知 できないなどと 民法典には 書いてない

2024年06月21日 19時25分44秒 | 「喝!」判決

今日の最高裁判決から。
破棄された東京高裁判決(木納敏和裁判長)に「喝!」だ。

(写真)尾島明裁判官の補足意見から抜粋


自身の精子で子らを産ませた父が、男だった当時に生まれた長子は認知ができるのに、女に性別変更した後に生まれた次子は認知できないなどという「行き別れ」の結論は、いかにもおかしいと思わなかったのだろうか。これでは、父を長子は相続できるのに、次子は相続できないことになる。新たな「非嫡出子」差別を生むようなものだ。
法律論以前に、非常識極まりないと思う。

女性カップルの子に「父子関係」、最高裁が認める 性別変更後に出生(朝日新聞デジタル)
https://www.asahi.com/articles/ASS6N26F1S6NUTIL00BM.html

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