弁護士任官どどいつ集

弁護士から裁判官になった竹内浩史のどどいつ集

「今崎反対 意見」のほかは「全員一致」で 勝つでしょう

2024年07月02日 21時08分23秒 | 裁判
大学生時代から数十年の「最高裁ウォッチャー」を自認する私の明日の大法廷判決大胆予想。
さすがにこの事案では、原告ら全員を勝たせる。
ただし、既に最高裁判例となっている不法行為の20年の「除斥期間」を適用しない理由は、区々に分かれそうだ。おそらく数通りか。
私は、新憲法下の国自身の違憲立法に起因する不法行為に、国自身が定めた民法の除斥期間を適用することは「適用違憲」と判断するのが最も筋が良いと思うが、採用されるかどうかは分からない。
結論は全員一致か、反対意見を付するとしたら今崎裁判官(裁判官(最高裁事務総長)出身)くらいしか考えにくい。これは、次の判例等から各裁判官の傾向を推し量ったもの。

https://www.courts.go.jp/app/hanrei_jp/detail2?id=92849

信じるか信じないかは、あなた次第です。

(参照条文)日本国憲法
第十七条「何人も、公務員の不法行為により、損害を受けたときは、法律の定めるところにより、国又は公共団体に、その賠償を求めることができる。」