弁護士任官どどいつ集

弁護士から裁判官になった竹内浩史のどどいつ集

函館ラ・サール ホーム・ページに 「ロー・スクール化する マイ・コート」

2009年07月13日 01時28分40秒 | 裁判
11日の夕方、たまたま乗っていた新幹線の電光掲示板で「読売新聞ニュース」が流れた。
「弁護士増員で質が低下した」札幌高裁判事が母校のホームページで司法改革批判

さっそく夕刊を買って記事を読み、函館ラ・サール高校の同窓会ホームページも拝見した。
それにしても、この記事は何を言いたいのだろう。
司法改革を批判する裁判官を初めて見たという単なる物珍しさか、あるいは、ついに本当のことを言う裁判官が現れたということか。
でも、ロースクールであろうと何であろうと、合格者を増やせば合格ラインが低下するのは自明の理であろう。
それを承知の上で、なお少な過ぎた弁護士等を増員すべきかどうかという、真っ当な議論をすべきだったはずである。
(記事抜粋)
札幌高裁民事第2部の末永進総括判事が母校の函館ラ・サール高校(北海道函館市)の同窓会ホームページに「弁護士の質の低下の傾向がはっきり窺われる。法廷がロースクール化している」と指摘し、司法制度改革による弁護士の増員を批判する投稿をしていたことがわかった。(以下略)