きまぐれ発言

日々変化する世の中をみて、私はこう思う。

衆議院解散の必要は有りません

2012-11-11 16:24:57 | Weblog
衆議院解散の必要は有りません        (2012.11.11.)

衆議院の解散の必要性は、今の日本政界の中で有るのでしょうか。私は決して有る様には思いません、解散をして欲しいと思っているのは、自民党だけです、その理由は、政権奪取の為だけで、昔の政権与党時代の「夢をもう一度」と言う事だけです。

現在日本の政界に中で、政権を担当していている野田政権が、一番困っているのは、赤字国債の発行が出来ない事である。 其れが何とか、自民党が世間の空気に押されて、渋々、審議に応じ、13日に「公債法」が通る見込みが付いたから、早速政府は緊急経済対策にも、また外交でも支援活動に積極的に動き出した。あとは、1票の格差是正の問題であるが、其れと対になって居る40人の議員削減の問題は、これまた自民党が反対している。

議員40人の削減は、財政削減の目玉であって、増税を通した代わりに議員が身を切る削減を提案している問題で、野田政権はこれを遣らないと増税を承認してくれた、国民に申し訳ないといっている。然るに野党自民党がこれに反対し、審議拒否をちらつかせている。

自民党の言う事を聞いて、解散すれば、議員定数を削減する事は、遣らなくて済むことになり、其れでは、ただ、消費税の増税だけに終わってしまう事に成る。

国民の思っている消費税のアップの問題は、議員が率先して身を切る削減が条件である。民主党はその条件として40人の議員定数を減らすことを国民に約束し、それを持って増税の承認を国民から得たのである。従ってそれを遣って貰わねば約束違反と言う事に成る。

その約束を、自民党が約束を護らせない様にしている。「40人削減は後回しにしろ」といっている。議員の定数削減問題で、後回しにする事は、必ず遣らない事になります。自民党はそれを狙っているのだ。黙っているから解らないが、都合の悪い事は黙っており、民衆受けする事は声を張り上げている。

その声に騙されて、解散!解散!を唱えているが、良く考えてみると、「いま、解散の必要性は何も考えられないのである」自民党の都合だけの問題でそれよりも、野田政権が急いで遣る事に手を付けだしたから遣らせておいて、次期を見て解散すれば良い事ではないでしょうか。

今は、中國・アメリカ・ソ連などの首脳が交代する、それを見届け、国内でも新しい政党の誕生や連合状況を見たうえで、衆議院解散総選挙を遣った方が良いと思います。
(えびなたろう)