きまぐれ発言

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鳩山氏の政界引退

2012-11-22 11:10:57 | Weblog
鳩山氏の政界引退          (2012.11.22.)

話題を振りまいた民主党の鳩山前代表は、昨日(21日)地元北海道苫小牧市で、衆議院に出馬せず政界を引退すると表明した。引退の理由として、民主党の出した、公認申請書に誓約書の提出を求められたからだ、と言う事で、「さまざま考えた挙句立候補しない事を決断した。政界を引退して、第三の人生を歩みたい」と述べ野田首相からは「政権交代の先頭に立って頂き、多大なる貢献に感謝したい」と述べ留意はしなかったと言う事です。

鳩山氏は野田総理との会談の中で、「前回の総選挙で訴えた事が民主党の原点であり、出来る限り近づく努力をすべきだ」と主張した事を記者会見で明らかにし、野田首相に「離党せざるを得なくなった同志を思えば、もっと包容力を持って行動してほしい」と恨み節を漏らしていたと言う事です。

鳩山氏は、小沢一郎元代表と共に民主党内部で、反対を表明していたが、民主党のマニフェストの実行が、思う様に行かず、訂正しなければならない状態から、党内分裂状態になり、毎年代表が変わり野田総理の代になって、党内混乱を払しょくする為誓約書署名のルールを作り、次回の衆議院選挙で公認書の条件として、誓約書に署名する事になったのである。

この求めに対しては、「新人でも元首相でもルールを守ってもらう」と言う安住幹事長代行の意向で、圧力がかけられていた、鳩山氏はその署名を拒んだ事から、公認はしない事となり、鳩山氏の引退も、避けられない事態に成ってしまったのである。

鳩山氏の民主党に掛ける思いは、多額の個人資金を投入して作った党であり、党のオーナーで有る。しかし民主党も党内混乱状態で、低迷を続け、崩壊の危機に立たされている。
野田総理も断腸の思いであったと思うが、この際の決断はやむを得ない物で合ったとお思います。

民主党のこの様な事態は、元々、思想、信条を問わない寄せ集めの政党であったから、遣る事に責任を問われない野党時代は良かったが、与党となり、一国の政権を託された政党となれば、政策にも責任が付き纏うのは当然の事であります。

其の事から言えば、鳩山氏にも与党の党首として、自分の遣って来た事に大きな責任が有ります。特にアメリカとの普天間基地問題は、失政と言われても過言ではないでしょうか。 従って、来たるべき問題が来た、と言う事です。

今回の選挙で、どうなるか分かりませんが、多少でも残党が残るならば、思想・信条の一致した政党として、明確に国民に謳えることが出来る政党に成って欲しいと思います。
(えびなたろう)


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