きまぐれ発言

日々変化する世の中をみて、私はこう思う。

安倍総裁の政権公約

2012-11-24 10:05:41 | Weblog
安倍総裁の政権公約         (2012.11.24.)

安倍総裁は自民党の総裁の中では、今までにない、他党に対して意識して、攻撃的な姿勢が顕著にみられる。生まれも、育ちも悪くない家庭に育った人間として、態度も大柄だが、敵対する相手政党を、こき下す発言が非常に多く、聴くに堪えない感情を持つ事が多い。

今朝も朝ズバで、民主党の岡田氏のあと、入れ替わって、自民党を代表して政策に付いて、述べている。相手を悪く言って、自分を良く見せる言い方は、私には、品の悪さを感じる。

政党を代表して出てくる、政治家の政策は誰しも国を悪くしようと思っている人はいなく、みな懸命に努力しているのであるから、相手を悪く言う事は、出来るだけ控えた方が良いのではないでしょうか。

彼の公約の基本は、「国土強靭化」と言う事を前面に出し、景気を良くするには巨費を投じて、公共工事を行う事を提唱し、其のためには日銀に命じて、建設国債を100%引き受けさせたいと言っている。

また、中國や、韓国に対する領土問題も、「弱気な民主党政権では解決出来ない」と言い、実効支配の強化を訴え、「公務員の常駐」「領土・主権問題対策本部」の新設を唱えている。

更に、自衛隊を「国防軍」とするなど、安倍氏らしい、右寄りの姿勢を示している。

此れに対し、民主党の野田総理は、憲法を改正して「国防軍」と明記する事はそう簡単なものでは無い、と反発、今迄培った、「平和国家日本」としての態度を急に変える事は国際社会からも「軍拡路線」として取られる恐れがある。と批判している。

世界は今、日本を信頼している、其れは、「経済的」にも、「技術的」にも優れた技能を有し、武力に頼らない、「平和国家」だからである。特に最近は、東南アジアの国々から、またアフリカ諸国の国々から信頼を受けて居るのもそのせいである。

此処で、日本が「軍拡路線」に変われば、今迄の信頼はすっ飛んでしまい、危険状態になる事は間違い有りません、危険です。

いま、政界は、次期選挙を控えて、日本の今後の方向性が示される重要な段階であります。世界各国の政治の在り方は、昔の様な武力に任せだけで律する、時代ではありません。全ては地球規模で、エネルギー問題・食料問題・環境問題・等々が話し合いを持って解決し前進するシステムに代わって来ている、その時代を強く認識したリーダーが必用なのです。
(えびなたろう)