きまぐれ発言

日々変化する世の中をみて、私はこう思う。

盗んだ仏像「韓国司法の非常識」

2013-05-09 11:29:30 | Weblog
盗んだ仏像「韓国司法の非常識」      (2013-05.09.)

1月に対馬(長崎県対馬市)の寺から仏像や経典が盗まれ、売りさばこうとした韓国人窃盗団が、韓国の大田(テジョン)警察庁につかまり、仏像は押収されましたが、其の仏像は対馬市の観音寺所蔵、県指定文化財で「観音寺菩薩坐像」と言う県の大切な文化財であったのです。

ところが、韓国、瑞山(ソサン)市の浮石(プソク)寺は「菩薩坐像は倭寇に略奪されたものだ!」と、大田地方裁判所に訴え、同裁判所は「観音寺が仏像を正当に取得した事が証明されるまで韓国政府は日本側に返却してはならない」という仮処分決定を下した。韓国の裁判所が『盗品』を日本に返済しなくても良い」というお墨付きを出したと言う事である。

もともと、韓国の裁判所は、日本の裁判所と違って、政治的影響を受けやすいと言われて来ており、正当性に対する証明も本来なら浮石寺側が証明するのが当然必要なのである。

しかも、この仏像は、李氏朝鮮時代(14世紀末)に朝鮮半島に吹き荒れた仏教弾圧から逃れるために対馬に運び込まれたという物で、以来500年以上信心深い対馬の人々によって大切に守られて来たものなのです。「仏像を正当に取得した事を証明せよ!」とは、如何に常識外れな言いがかりかがよくわかる事なのです。

韓国の法制度は、日本の法制度を手本にして構成されており、大きな違いは有りません。
昭和40年日韓国交正常化に伴って、日韓請求権・経済協力協定では、「財産、利権などの請求権は完全かつ最終的に解決された」と明記されています。国内法だけでなく国際法の見地からも、韓国の司法判断は理論的に破たんしていると言わざるを得ません。

韓国では、法律より国民感情が優先すると言われてきました。日本固有の領土である竹島や“従軍慰安婦”問題への対応を見ても、今回の事案で法と理性の最後の砦である司法さえも例外ではない事がハッキリしたことは、残念と言わざるを得ない事です。

この際は、韓国裁判所の「非常識」を広く内外に知らしめ、日本政府としても、正しい事には、弱腰な姿勢は見せることなく、態度を強く明確にするべきであると思います。

(えびなたろう)