きまぐれ発言

日々変化する世の中をみて、私はこう思う。

「嘘つき」と「審議拒否」どっちが悪い

2012-10-24 07:46:19 | Weblog
「嘘つき」と「審議拒否」どっちが悪い      (2012.10.24.)

自民党は「近いうちに解散」と言って解散を約束しないのは「民主党」が悪い。
民主党は「国会審議拒否」をチラつかせて解散をせまるのは「自民党」が悪い。
両党の言い分に国民は、「国民不在の喧嘩をしている」と言っている。

国民に取って「解散!」と言う事は、重要な問題だと言う関心はありません。関心のある人は「議員」だけで、それは選挙の当落に関係するからである。

其れよりも「国会審議拒否」の方は今年度の予算の38%を占める赤字国債発行が出来ないと言う事で、その影響は11月以降の予算執行に実質的影響が及ぶと言う事である。国民の関心事は、国の予算が執行されない事に最も心配をしている所であります。

其れと、“解散”であるが、今のままでは1票の格差が多く不平等な選挙であると言う最高裁の判決が下され、「違憲状態」にあるのです。従って、格差の是正が行われない限り選挙も出来ないから解散もで出来ないと言う事です。解散をする前に、1票の格差を無くす区割りの改正をする必要があります。それには、各党揃って審議が必要でです。

この様な、遣らねばならない重要な問題を、放置して、「解散しなければ審議に応じない」とは、理屈の通らない、ただ、政府への「嫌がらせ」としか言えない事ではないでしょうか。

一方で、消費税の増税を通しておきながら、「増税の前に遣る事がある」と言われていた議員定数の削減にも、積極的に取り組む事の方が、全国民は望んでいるのです。

解散を約束させる為に、「重要な審議を遣らない」とは、将に国会議員の使命を放棄して、党利党略だけを主張している政党としか思えません。

子供の様なこの様な喧嘩は、早くやめにして、「特例公債法」を通し、「ゼロ増5減」40議員の削減案も通し、そして衆議院選挙をやれば、今の野党に相当な支持が寄せられると思います。

今の状態で「審議拒否」を通すことは、私は不利の状態にあると思います。また、「解散権」は総理大臣の「専権事項」ですから、悔しくても駄目です。 
(えびなたろう)