きまぐれ発言

日々変化する世の中をみて、私はこう思う。

原子力に頼らない世の中に

2012-02-21 10:55:27 | Weblog
原子力に頼らない世の中に      (012.02.21.)

関西電力の高浜3号機が定期検査に入り全11基が停止してゼロ体制になった。ほかの電力会社では既に中部電力、九州電力が原発を停止し、残るのは、東京都と北海道の夫々1基のみとなった。

これに対して、電力各社は、「原発の再起動が無ければ、今年の夏場は乗り切る事は出来ない」と再稼働に向けて、働きかけを強めている。消費者の中でも、何処まで電力不足の危機が訪れるのか解らないから、不安げに思っている人も多いのではないでしょうか。

関西電力のこの冬の電力事情は当初「10%の節電が必要」と言っていたが、結果は想定使用料の70~80%台で、90%を超えたのは2か月で5日間だけだった。無論消費者の節電協力もあった事ではあるが、案外乗り切れるのではないかとも思われる。

内閣府原子力安全委員会の斑目委員長は記者会見で、安全委員会はストレステストの安全評価で「妥当」と評価するが。稼働するかしないかは、安全委員会では判断しないと言っている。

稼働が決定されるのは、地域住民と地域自治体が納得しないと稼働できない状態であるが、今回の事故を含めて、稼働に対する安全責任を任されている、機関その物の信頼感が全く頼り無く、「妥当」と言われても不信感の方が強いから、説明をしても、信用されず、都合の悪い所は、未だに隠ぺい体質が説明をぼやかしている。
そして、それよりも、今回の事故に対する責任にたいして、何の責任も感じずに電力料金の値上げを先ず提案して来た事である。

値上げの前に、先ず自分たちの身を削る事を考える事が先決で、役員報酬や人件費の削減、遊休資産の売却等々が全く示されて居ない。此の点からも国民の信頼は得られない物であると思います。

今年の夏は、原子力発電の無い季節を乗り越えましょう。そうすれば原子力に頼らない世の中にする事が早速出来る事になります。

毎日の様に放射能汚染に苦しまされている生活は、未だに核分裂が起こっている証拠です。核分裂を止める事が先決で、止まれば、時間が経つと共に平静になって行くでしょう。
(えびなたろう)