きまぐれ発言

日々変化する世の中をみて、私はこう思う。

東電の料金圧縮に案示せず!

2012-02-01 11:03:19 | Weblog
東電の料金圧縮に案示せず!     (012.02.01.)

東電の不意打ち値上げに政府関係者から強い反対意見が出ている。古川国家戦略・経済財政担当相は、早速東電の西沢社長を呼び出し「値上げが経済に及ぼす影響をどう考えているのか」を問いただしたところ、西沢社長は「厳しい経済状況の中、苦渋の決断だ」と述べ値上げに理解を得るために顧客への説明を尽くすと強調している。

枝野幸男経済産業省も31日の記者会見で「『値上げは権利』と勘違いしている。電力の安定供給の主体として適切ではない」と企業体質を痛烈に批判している。枝野氏は東電が申請している賠償に対する追加支援の申請約6900億円の認定も、賠償の進展を確認するまで認定しない意向の様である。

これに対し東電幹部は、「政府の追加支援がなければ東電はただ、つぶれるだけだ!」と開き直った発言をしている。東電が立ち行かなくなれば、賠償や、廃炉に支障を来しかねない事になり、それを見込んでの東電の態度は、電力の安定供給と言う電力会社の使命感が微塵も感じられない態度である。

東電の傍若無人なこの様な態度は、今の民主党政権を「舐めきっている」。その一つは自民・公明の政党そのものが、現政権に反発し、何を置いても解散総選挙に追い込もうとしている事にも通ずるもので、政局を、行き詰まらせる事が唯一の目的にしているためではないかと思われる。

解散総選挙で、世の大勢が変われば、電力値上げは無論、「発送電分離」問題も無い物にする事ができるし、昔の様に、官僚主導で、自分たちの利権擁護に繋がる体制に戻れるからと思っているのではないでしょうか。
(えびなたろう)