きまぐれ発言

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余傑氏、米国へ亡命!

2012-02-05 09:13:55 | Weblog
余傑氏、米国へ亡命!      (012.02.05.)

中国の著名な反体制作家余傑氏は昨年の夏に当局に渡米の申請をしたが、認められず、何回も要望を続けたところ、「政府を批判しない」と言う文書に署名する事を引き換えに出国の許可が得られた。

従って、先週出国した余氏は1月18日ワシントンで記者会見を行い、米政府に正式に亡命申請する事を明らかにした。余氏はこの日ポズナー米国務次官補と面会し亡命の意思を伝え次官補は支援を約束したと言う事です。

余氏は記者会見のなかで、「今の中国国内での人権問題は、1989年の天安門事件以降で最悪の状態になって居る」と強調し共産党指導部を厳しく批判した。そして「私は今、自由の国である米国に居る。暴力によって、署名を強要された文書はすべて無効だ」と述べて居る。そして、中国当局から「出版すれば投獄する」と警告されていた劉暁波(ノーベル平和賞受賞の人権活動家)の伝記を出版するのに続き、胡錦濤国家主席を批判する著作を6か月以内に発表する考えを明らかにした。

余氏は中国当局が公認していないキリスト教プロテスタントの信者で2010年、温家宝首相を批判する著書を香港で出版し当局から、出版も信仰も禁じられ、何回となく暴行を受けた事を話している。

16日に米公共放送に出演したゲーリー・ロック駐中国大使は中東全体で相次いでいる民衆蜂起を中国共産党指導層は脅威と感じており、中国の人権状況はさらに悪化していると述べている。そして、ビクトリア・ヌーランド国務省報道官は18日、ロック大使の懸念は米政権全体で共有されているものであると述べている。

余氏は今年に最高指導者が交代する、「習近平国家副主席」に付いても政治改革は期待できないと指摘、今後は米国内にいて、中国の民主化活動を活発化させ「中国国内にいる多くの活動家らと協力し合って民主化の為に尽力したい」と述べている。
(えびなたろう)