きまぐれ発言

日々変化する世の中をみて、私はこう思う。

小沢民主党幹事長、対、東京地検特捜部

2010-01-16 17:24:21 | Weblog
小沢民主党幹事長、対、東京地検特捜部        (010.01.16)

小沢民主党幹事長の資金管理団体「陸山会」の土地購入を巡る事件で、小沢幹事長の私設秘書(衆議院議員)石川知裕(36)を昨日東京地検特捜部が逮捕に踏み切ったようである。
それまでは、地検も小沢幹事長の尋問を要求していたが、それを拒否していたから、とうとう私設秘書の石川氏を逮捕したのだと思う。

今朝からこの事件に対し、テレビやマスコミ各社とも、小沢幹事長の進退に波及するのではないかと騒ぎ立てているが、民主党にしても、来週明けの18日から始まる国会を前にして、石川氏の逮捕は、大きな痛手を蒙ることであろうと思われる。

それにしても、この時期になぜ、特捜部も逮捕に踏み切る事にしたのか、少し疑問の残る所だ。

一昨日の鈴木宗男氏の記事では、石川秘書の政治資金規正法上の単純なミスで、なぜこんなに騒ぐのかと言った記事を書いていたが、国会運営を前にして、自民党は、何としても、新政権を解体に導き、党勢挽回を期さんとしている様である。

新政権が発足して3ヶ月以上経つが、いまだに自民党政権下で永年培った勢力が残っていて、それが、何かにつけて、鳩山政権の足を引っ張る行動に出ている。
特捜部も警察官僚の一派で、自民党からの差し金も多分に入っていると思われる。

沖縄の普天間移設問題にしても、防衛官僚の動きがアメリカ軍の意向に相乗りして抵抗を示している。

また、鳩山総理の東アジア共同体構想も、各国とも基本的には賛成しているが、日本側の国内協調が上手く行っていないのが、大きな抵抗になっており、関税品目上の話し合に付いては、自民党の農林族議員が支配している団体が多く抵抗を示す事で、全く進展を阻害している。

看護師及び介護福祉士問題にしても、東南アジアの国々から、日本の資格を取ろうとしていても、試験問題が余りにも難しく、日本人でも解らない漢字の問題で、百人以上の受験者が全員不合格になっている。

介護の技術的な問題ではなく、関係の無い「漢字の壁」によって、不合格にされている。
この問題も、日本看護協会が無理に難しくしている事が問題で、彼等の入国を拒んでいるのが原因である。これも自民党の厚生労働族議員が連携して抵抗を示して居るのである。

先日、長妻厚生大臣が、中央社会保険医療協議会から日本医師会の代表委員三人を全員排除するなど、「政治主導」の人事を強行したが、この様に各省庁で、審議会の委員段階で、政治主導が成される様になるまでは中々改革は進まず、自民党の抵抗は続くものと思われる。

今後も当分の間は、与野党の抵抗が続くことを覚悟しなくてはならない事かも知れませんが、先ずは1年以上頑張らない限り真の改革は達成されないでしょう。

ただ、国民は、旧政権の揺動作戦に乗っかって、騙されないようにする事が肝心です。
(えびなたろう)