きまぐれ発言

日々変化する世の中をみて、私はこう思う。

日米安保50周年

2010-01-10 12:22:01 | Weblog
日米安保50周年        (010.01.10.)

日米安全保障条約改定50周年となる19日に鳩山由紀夫首相とオバマ米大統領とが声明を出す方向で調整に入ったようである。

普天間基地の移設問題で、両国に軋みが出ているなか、同盟関係に危機感を訴える情報が交錯しているが、日本に於いても、アメリカに於いても、基軸的な考えにおいては、今まで両国が果たした役割の重要性を認識しており、今後に向けて同盟の必要性を堅持しながら、更なる深化のあり方を話し合うことに昨年、鳩山・オバマ会談で意見が一致している。

従って、周りが騒ぐ程心配はしていないが、今後の世界環境の中で、今まで以上に両国が、リーダーシップを持った行動を示して行くためには、日本に於いてもそれなりの役割を果たす覚悟が必要であると思います。

その前段として、12日に岡田外相とクリントン国務長官の話し合いがハワイで行われるが、その内容がどの様なものかが期待されるところだ。

アメリカ議会調査局のラリー・ニクシュ専門官は「同盟関係の重要性から普天間移設問題が勝ち負けであってはならない」と言っている。日本も従来のアメリカ一辺倒から抜け出して、日本の立場が強調できる対等な関係での、協調し合う同盟関係を臨んでいるのである。そして、鳩山総理も声明の中で、ハッキリとした日本の考え方を表明すると言う事である。

日本は、今までが余りにもアメリカに遠慮して日本からの要求はタブー視されてきた、また、アメリカも強気に出れば、日本はいつも、反対することなく、応じるものと思い込んでいたのである。
従って、この様な関係では、重要な問題に対しても真剣に日本と相談する事も出来ず従属を示す態度では、真の同盟関係とは言えないところが、「頼りない相手」としか映らないのではないでしょうか。

この様な姿勢が、国際的にも他国から見た日本は、アメリカの俗国と見なされており、鳩山総理の掲げる、「鳩山イニシアティブ」とか発言しても「本気だろうか?」と疑心の目で見られている。

政権交代した日本のあり方を、今後示して行くためにも日本は日本らしい経済立国・技術立国・そして、人道主義に立脚した平和国家であることを示して行くことが必要である。其れを続けてゆく事によって信頼関係も生まれてくるのである。
(えびなたろう)