纏まるかCOP15の会合 (009.12.17.)
12月7日から始まっているCOP15の環境問題国際会議は18日までの2週間に渡って討議される。
今回は、2013年以降京都議定書で決めていない部分の問題を決めようというものであるが、其れよりも、今年からは今まで、積極的な姿勢を示さなかった、アメリカ・中国・インド等がいよいよ地球規模での環境対策の必要性を認識し、夫々中期の削減目標を示す事で会議の進展を計るつもりである。
従って、日本も鳩山首相による2020年までに90年比25%削減と言う思い切った目標を掲げ、各国から注目を集めた勢いもあって、アメリカも中国も今まで示さなかった削減目標を示すまでに至った。
しかし、究極的には削減目標が国の産業の足を引っ張ることに繋がる面があり、各国共、国家間の利害関係が先行して中々目標削減値に至らず、話し合いは難航している様だ。
特に先進国と途上国とでは、大きな格差があり、発展途上国側の意見では此れから発展しようとする途上国に過大な犠牲を求めるものだとして、先ずは先進国から思い切った削減目標を示すべきだと言う発言をしている(特にインドの発言)。
16日、17日は各国の閣僚級の話し合いによって、何とか解決をと議長国デンマークはヘデゴーCOP15担当相からラスムセン首相も出て懸命の仲介をしているが、相当に揉めているようである。
明日からは、各国首脳が登場し最終的な纏めを行う事になっている。鳩山総理も本日コペンハーゲンへ向けて出発することになっている。
結局、環境問題と言うのは地球規模で対策を講じないと人類の破滅に至るものだけに、利害関係だけを強調しても纏まる事はありません、途上国にしてみれば、資金と技術的な問題を伴う事であるから、その裏付けを国際的な連帯機関を作って、面倒を見る体制を取らない限り上手く行かないのではないかと思われる。
日本もその意味で、技術的支援は無論のこと資金的にも150億ドルと言う多額の支援を提案している。
明日から、始まる首脳会議で、鳩山イニシアティブが何処まで取れるかが日本の中期目標の達成にも繋がる重要問題で注目すべき所である。
(えびなたろう)
12月7日から始まっているCOP15の環境問題国際会議は18日までの2週間に渡って討議される。
今回は、2013年以降京都議定書で決めていない部分の問題を決めようというものであるが、其れよりも、今年からは今まで、積極的な姿勢を示さなかった、アメリカ・中国・インド等がいよいよ地球規模での環境対策の必要性を認識し、夫々中期の削減目標を示す事で会議の進展を計るつもりである。
従って、日本も鳩山首相による2020年までに90年比25%削減と言う思い切った目標を掲げ、各国から注目を集めた勢いもあって、アメリカも中国も今まで示さなかった削減目標を示すまでに至った。
しかし、究極的には削減目標が国の産業の足を引っ張ることに繋がる面があり、各国共、国家間の利害関係が先行して中々目標削減値に至らず、話し合いは難航している様だ。
特に先進国と途上国とでは、大きな格差があり、発展途上国側の意見では此れから発展しようとする途上国に過大な犠牲を求めるものだとして、先ずは先進国から思い切った削減目標を示すべきだと言う発言をしている(特にインドの発言)。
16日、17日は各国の閣僚級の話し合いによって、何とか解決をと議長国デンマークはヘデゴーCOP15担当相からラスムセン首相も出て懸命の仲介をしているが、相当に揉めているようである。
明日からは、各国首脳が登場し最終的な纏めを行う事になっている。鳩山総理も本日コペンハーゲンへ向けて出発することになっている。
結局、環境問題と言うのは地球規模で対策を講じないと人類の破滅に至るものだけに、利害関係だけを強調しても纏まる事はありません、途上国にしてみれば、資金と技術的な問題を伴う事であるから、その裏付けを国際的な連帯機関を作って、面倒を見る体制を取らない限り上手く行かないのではないかと思われる。
日本もその意味で、技術的支援は無論のこと資金的にも150億ドルと言う多額の支援を提案している。
明日から、始まる首脳会議で、鳩山イニシアティブが何処まで取れるかが日本の中期目標の達成にも繋がる重要問題で注目すべき所である。
(えびなたろう)