きまぐれ発言

日々変化する世の中をみて、私はこう思う。

習氏と陛下の会見、中国では

2009-12-16 11:40:44 | Weblog
習氏と陛下の会見、中国では        (009.12.16.)

習近平中国国家副主席と天皇陛下との会見は、日本国内では、「特例だ!」「政治利用だ!」と騒ぎ立て、中国に対して、悪い印象を与えたかと、心配したが。天皇陛下も習副主席に対し、会見に謝意を披瀝、習氏も「この様な会見に感謝しています」と述べられたようである。

中国国営系の新聞報道によれば、「民主党政権が誕生して以来(同政権は)政治主導による「慣例」の改革を推進しており、今回の措置もその一環だ」と報道し、鳩山首相を擁護している。
更に「大多数の日本民衆は、天皇の健康状況が許す限り、中国の要人と会見してもかまわないとの認識を持っているはずだ。日本メディアは“あらさがし”をしている」と日本メディアを批判し、「共通点を残し、共に発展を求める事こそが今の中日関係の最優先事項だ」と書いている。

「人民日報」系の新聞も「会見の時間調整と言う簡単な問題を野党や反体勢力が鳩山政権を攻撃するために、皇室の政治利用という問題に引き上げた」と分析する一方「鳩山政権誕生後、日中関係は良い方向に転じ、要人往来が頻繁に行われただけでなく、民間交流も活発化した」と鳩山政権の対中政策を高く評価している。

「共同通信社」の報道では、「野党などの反対勢力はこのチャンスを捕らえて攻撃の矛先を鳩山政権に向け、“皇室の政治利用だ!”と言っている事は安部首相も、これは小沢氏が中国を訪問したときに受けた礼遇のお返しではないかとまで推測している」と報じている。

「朝日新聞」では日本の憲法学者横田耕一教授は「政府側が天皇陛下に賓客と会見することを強く求める事は、憲法上全く問題が無い」と指摘している。

この様なことで、新政権に反対する、野党(自民党)や反対勢力は未だに“根”に持って、事あるごとに抵抗を示している事は、国民から見れば、むしろ醜い行動としか移らない事に気が付かないのであろうか。

12日の世論調査では、鳩山政権になってから、対中国との国民感情も「良い」と応えた人は、昨年より14.8%増加し、38,5%に達していると言うことである。

中国との互恵関係は、来年に向け益々本格化する事が、日本の発展にも繋がる大きな問題で、其れが引いては、鳩山総理が言う「東アジア共同体構想に」結びつき、アジアにおけるアメリカのよき仲介役を演じることが、理想の国際平和を齎す事になるのである。

普天間移設の問題も、アメリカはまだ、日本を「対等」とは思っていない「属国」としか見ていないところがある。この壁を乗り越えないと、アメリカ一辺倒の国状から抜けきる事は出来ないでしょう、そしてこの事は半世紀以上、自民党では出来なかった事であります。

その改革に全精力を掛けている新政権に、足を引っ張る行動に出ている野党(自民党)及び反対勢力は国民から益々乖離して行くのではないでしょうか。
(えびなたろう)