きまぐれ発言

日々変化する世の中をみて、私はこう思う。

何故そんなに急ぐのか「普天間」問題

2009-12-04 11:01:11 | Weblog
何故そんなに急ぐのか「普天間」問題        (009.12.04.)

鳩山首相は、3日米軍普天間飛行場の移設する現行計画の見直しについて年内結論を見送る意向を表明したと言う。

新聞各紙は、社民党の福島瑞穂党首が連立から離脱を示唆する発言があったからだと言うが、私はその様には考えていない、無論連立は重視するべき事で、出来れば続ける事が望ましいが、社民党内部からの福島党首への圧力が党内会議で言わせたものだと思うが、連立与党に一緒に入ったからには、社民党のいう通りには全てが行くとは限らない事で、社民党の意向に反した決定になる事も当然覚悟の上でなければなりません。

今まで、野党ばかりに居た社民党にとっては、先ず党員自身が、与党と言う党員の自覚が出来ていない現われだと思います、其れが駄目なら初めから連立を組む資格はありません。

では、何故、鳩山総理は、普天間問題を年内解決に拘らなかったのか、と言えば、今そんなに慌てて結論を出す必要性が無いからです。無論早いに越した事はないが、今極東アジアに於ける軍事的な危機がある訳ではないし、アメリカはむしろ中東地域のアフガン問題で一杯である。

普天移設問題を「早く!早く!」と騒いでいるのは、今までアメリカ一辺倒で遣ってきた自民党政権が、強引に辺野古への移転を合意した経過の面子だけの事である。

鳩山総理は、政権交代によって、「改めて白紙でこの問題を考え直して決めるべきだ」という考えであると思う。
幾ら討議をしても「辺野古移転しかない」と言う意見は、アメリカの意向にただ従うものであります。
アメリカ側にとっても現状、海兵隊をわざわざ極東において置く必要も無いと思います。むしろ極東においておけば、その費用は日本が持ってくれるから、助かると言うぐらいにしか思って居ないのではないでしょうか。

従ってこの際、沖縄の住民の民意を充分に反映した移転解決策を出すべきだと言うのが鳩山総理の意向だと思います。

この考え方は、海外から見た色んな識者の情報や意見であって、日本国内だけが、「辺野古移転しか無い」と言う意見に覆われています。琉球新報の記者が「なぜ東京のマスコミは普天間問題解決を急ぐのですか」と言う質問は、日本の五大誌の報道が多分に偏向を起こしているのではないかと思います。

此れも、政権交代と言う国政の大変革に乗り遅れている証拠ではないでしょうか。
鳩山総理は、今が最も苦しい時かも知らないが、強い意志を持って最後まで遣り遂げてもらいたいと思います。
(えびなたろう)