きまぐれ発言

日々変化する世の中をみて、私はこう思う。

COP15の開催は!

2009-12-08 11:39:53 | Weblog
COP15の開催は!        (009.12.08.)

第15回国連気候変動枠組み条約締結国会議(COP15)が12月7日から18日までデンマークのコペンハーゲンで開催される。

地球温暖化防止のため二酸化炭素(CO2)など室温効果ガスの削減に世界各国が努力しないと、近い将来には、「地球が破滅してしまう」と言う問題が、年々身に迫る切実な変化となって迫ってくる事に、各国は「何とかせねば」と言う気持ちになって来た事には間違いなく、今までこの会議に後ろ向きだったアメリカをはじめ、中国やインド等190ヶ国と欧州委員会が参加して今までにない盛り上がった会議になってきている。

日本は、鳩山新政権で2020年までに90年度比25%の削減を公表し世界から賞賛を得ているが、此れも他の各国が、一斉に努力する中で、果たせる数字で、相当な努力が必要である。

世界が産業の発展にしのぎを削っている中で、CO2の削減は反比例する物として捕らえられているだけに、各国とも中々自発的な削減目標を明らかにしていない所がある。

しかし、今回は世界最大のCO2排出国であるアメリカも中国も一応削減目標を示し、更にインド等へも削減目標の提示を促している。

CPOの会議は国連理事国の様な大国小国の差別がなく、対等に発言する事が出来る事から、出席議員全員が、地球に及ぼす室温効果ガスの悪影響に「何とかせねばならない」と言う価値観を共有しているところが、違うところで、各国の利害が対立する中での地球規模での話し合いが何処まで具体的に決められるかが大きな注目を集めているところである。

論点は大別して、
*:先進国が何処まで削減が約束できるかで、2020年までに25~40%削減が望まれている問題。
*:排出量の今後の増加が見込まれる新興国の抑制が何処まで出来るかの問題。
*:途上国に対する先進国の技術的支援、資金的支援の問題をどの様にするかの問題。
等が、討議されるところである。

議長国であるデンマークのデブア事務局長は、この会議終了後1年以内に政治合意は法的拘束力のある合意に発展させたいとしている。そしてその運動に事務局長として努力すると言う表明をしている。

日本は、世界でも優秀な環境技術を持っている、しかし自国に於けるこの問題の取り組みは、非常に生ぬるい、鳩山総理の世界からの賞賛を受けた削減数値目標を達成するには、国の政界、財界、科学技術界全部が、協調しないと達成は出来ないと思います。

今こそ、国が一体になる事が必要で、つまらない問題で足を引っ張ったり、批判したりしていては、やはり、「日本は3流国家でしかない」と世界から笑われる事になるでしょう。
(えびなたろう)