きまぐれ発言

日々変化する世の中をみて、私はこう思う。

福田総理に期待するのは無理かも

2007-11-28 10:56:35 | Weblog
福田総理に期待するのは無理かも      (007.11.28.)

独立行政法人の改革を検討している「行政減量・効率化有識者会議」の座長は千葉県野田のキコーマン醤油会長茂木友三郎さんで、私も信頼している人の一人だ。

その茂木さんが座長で遣っておられる有識者会議で、廃止または民営化など合理化計画の対象になる独立行政法人の名前を含めた基本方針を福田首相に報告した。

ところが、福田首相へ報告書が届くまでに内閣府の町村官房長官のところで、法人名を削除したものにされてしまい、マスコミへの発表の場で、間違えて出してしまった為、急きょ法人名リストの回収に職員のドタバタ騒ぎがあったとの事です。

皆さん此れをどう思いますか?

この裏には、各省庁からの猛烈な反発があり、合理化対象法人の名前の削除が官僚からの抵抗で、行なわれた事がわかりました。

しかしマスコミには、既に回っていたから、本日の新聞にも出ていますが、この後、更に有識者会議のほうから、個別に法人の改革案が盛り込まれたものが答申される予定になっていたが、行革推進本部から「有識者会議の能力を超えている」と言うことでストップになってしまったそうである。

此れには、茂木さんも「此れではやってられん!!」と言うことのようです。

この様な事は、当初から今の官僚機構の中では予想された事で、「自民党では改革が出来ない」と言われる所以はそこにあるのです。

それは、今の内閣の顔ぶれが、昔の族議員体質に戻ってしまったからで、其の中に、舛添大臣、渡辺大臣の二人が居たところで、族議員旋風に吹かれれば、一溜まりも無いのが実情です、道路特定財源問題もその一例です。冬柴大臣はダメです。

福田さんもアメリカに行ったが、何の成果も揚がらず、またアメリカも期待しておらず、
国民が最も期待している、改革もこの調子では先に望みはありません。
既定通りの増税路線をただ、流れに流されながら行なわれてゆく事になるでしょう。

福田さんは、「自民・民主の話し合いを重視」と言っていたが、つまらない新テロ特措法に拘ったり、額賀問題で、「ガサネタ騒動」で争っていて、何が話し合いか。
国民の期待に答える行動が成されていない。

此の侭で、来年のサミットまで、民意を問う事も無く自民党のご都合に付き合わされるのは耐え難いことである。
                      (えびなたろう)