きまぐれ発言

日々変化する世の中をみて、私はこう思う。

船場吉兆の偽装問題

2007-11-12 12:05:04 | Weblog
船場吉兆の偽装問題       (007.11.12.)

関西では、老舗で有名な船場吉兆が賞味期限切れの商品のラベル表示を書き換えて再販していた事が、九州の岩田屋(福岡市)デパートの店舗で発覚した、この改ざん事件に吉兆は「現場のパート従業員が独断で改ざんした」と言い訳をし「現場任せで知らぬ事だ」と会社の関与を全面否定した発言をしていた。

しかし此れを切欠に、本社を含む全商品の検査を次々行なった結果、牛肉・鶏肉・惣菜・菓子類に至る全商品で、期限だけでなく、鹿児島産牛肉を偽って「但馬牛」と称して高級ギフト商品で販売したり、国産のブロイラーを「地鶏」と偽って高値販売を繰り返していた事が判明した。

しかも、それらの偽装が、仕入れ業者が知らない間に納入した物として、「業者に裏切られた」とまで言って、会社はむしろ被害者を装う様な言い訳をしている。
業者側は、「うちはブロイラー専門の鶏肉屋で、最初からブロイラー以外は納めていない」と言っている、従業員は「ラベルの張替えは、会社の役員が見ている前でやらされていた」と言っている。

そこには、「会社側の責任」と言う物を全く感じて居ない、何と言う卑怯な言い訳発言に、全く聞くに堪えない怒りを感じざるを得ない。

ミートソース社の時も、社長の言い訳に、社長の長男に「社長!本当の事を言って下さい」と言われて、白状している姿を見ても、最近の上司は、部下や他人に責任を転嫁し逃れる事ばかり考える傾向がある。

自分の行動に確りした責任を持たず。なりふり構わぬ責任逃れをする人間が多い事に強い落胆を感じさせられる。

政治の世界を見ても、同じ様な事がニュースのネタとして山積している。各省庁の無駄遣い・政治とカネの問題・年金の横領問題・天下りと利権・贈収賄事件・等々、嘘と疑惑の報道の無い日は無く、毎日のように報道されている。そして、誰も責任を取らないし、責任を問おうともしない。

この様な「無政治」状態が、ただ、流れに任せて過ぎて行く、これが今の日本の状態ではないでしょうか。
インド洋の給油問題も、程々にして下さい。それより国内問題を早く正常にし、国民に安心した生活が出来るようにする事を最優先して下さい。
其の為には、ガラガラポンが必要で、一日も早い衆議院解散をすることです。
                           (えびなたろう)