きまぐれ発言

日々変化する世の中をみて、私はこう思う。

山田洋行と言う会社

2007-11-09 10:15:20 | Weblog
山田洋行と言う会社       (007.11.09.)

 いよいよ山田洋行の元専務宮崎元伸氏が東京地検特捜部に逮捕された。
宮崎氏は元山田洋行の専務で、実質的な経営の実力者で、防衛庁との取引の中心的な人物であった様だ、その人が、何故山田洋行を退職したのか、その理由は、山田洋行のオーナー山田正志社長との経営上の意見の違いから、決裂して自ら退社したと言う事です。

そもそも山田洋行と言う会社は、山田正志氏が経営する山田地建や弥生不動産等を経営するグループの一つで、1969年に設立された大して大きくも無い会社であったが元航空自衛隊に居た、宮崎市が来て、取引が拡大し、防衛関係の商社としては屈指の取引商社にまで成長したのである。

ところが、山田正志氏が、経営する、不動産経営がバブル崩壊で多額の債務が生じ其の経営に行き詰まり山田洋行を犠牲にしようとした事から、宮崎氏とトラブルになり決別に至ったと言う事のようです。

だから、表面的には、宮崎氏が山田洋行を裏切って、従業員数十名を引き抜いて別会社「日本ミライズ社」を造って其の商業権を奪ったと言われているが。
宮崎氏側からは、山田一族の不動産経営の行き詰まりから「整理回収機構」(RCC)への債務返済等、会社を三井住友銀行の担保として提供したり、第三者に売却を指示した事をあげ理不尽な経営に付いてゆけないと退職した物で、従業員も「自主的退職であって、引き抜き行為ではない」と訴えている。

この問題は、この事件の周りに隠された、政財界への波及もある様なので、大変根の深い問題として注目すべき事である。

周りの国民にとっては、何も知らないで居るが、常識的に考えて、チッポケナ商社であったものが、急に大企業と肩を並べる大企業になることも、余程悪い事でもしない限りぼろ儲けするはずはありません。

その材料に防衛庁の装備や施設等に目をつけ、水増し請求をしたり、見積書や請求書の書き換えをしたりして、余剰資金を生み出し、それを黙認して来た、政・官・業の癒着に結びつく行為は、国民を欺き、国を食い物にする、売国奴と言わざるを得ない。

単なる、守屋次官と宮崎氏の贈収賄事件で終わらしては絶対にいけない大問題です。

                       (えびなたろう)